パリの初日は特に何もせず、まったりと | 小鳥のさえずり-親子5人ロンドン生活

小鳥のさえずり-親子5人ロンドン生活

ロンドン南東部ブラックヒースでの小鳥のさえずりがBGM生活もついに11年目突入!8歳、6歳、4歳の3人の子供たちに振り回され、1ヶ月が1週間に感じるばたばたで自転車操業な毎日のあれこれを綴っています。

また遅れております、パリ日記。これは「オルリー空港もこじんまりしていていい感じだったわあ」(http://ameblo.jp/blackheath/entry-10677344373.html )からの続きです。この金曜日に父が訪英したら、また濃い日々に突入すると思うので、それまでに少しはたまった旅日記類もアップせねば。

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彩子が凱旋門まで迎えに来てくれ、春ぶりで再会。あつくハグハグしたものの、久しぶりに彩子に会う場所がパリなのが不思議じゃないのが私たちの関係って気がするわー。


初めて会ったのが、大体、テルアビブだしさ。あれは戦後50周年の学生平和スタディーツアーだったから、1995年の夏のこと。いつの間にかあれも15年前かあ。月日の流れを感じます。


でも彩子とはきさらちゃんと違って、そこまで海外旅行は一緒にしていないんだよね。今回のは、シンガポール駐在中のきさらちゃんを訪ねて行ったシンガポール&バンコクの旅(2005年暮れ)以来かな。


さて、小雨の降る中、なんとかタクシーを捕まえ、きさらちゃんが私たちのために取っておいてくれた宿に行きました。この日はツインルームを彩子と私にバビでシェアです。翌日は、きさら&彩子がツインで、私とバビは別室を2人で使用しました。


それなりに朝早くうちを出たのに、時差もあって、オペラ近くのホテルに着いたら、もう16時ぐらいなのにはびっくり。金曜もパリで半日はあるぐらいに思っていたけど、もう一日が終わろうとしている勢いだよぉ-?!


彩子は私たちが移動してきて疲れているだろうしと、えらく気遣ってくれてね。「今日はゆっくりしたらいいよ」と言ってくれました。


また彩子も私と一緒で、「パリでみんなに会えればそれが最高」と思っていて、「パリでこの週末、これをしたい」というのがそこまでなかったみたい。


私は彩子の行きたい所に行けばいいやと思っていただけに、おやぁーと拍子抜けでした。それじゃあ、私たち、今日は何しよっかって感じになりました。


まずは彩子の提案で、ホテル近くのスーパー(徒歩30秒とか)に水やバビちゃんのヨーグルトなどを買いに行き、必要最低限の物をゲット。


その後、ホテルでぐだぐだしているのもありだけど、小さな部屋にずっといるのは、歩きたい、走りたい、外に行かせろとバビちゃんも徐々に不満が溜まってくるし、かつせっかくのパリにいるのにもったいないという私のみみちい発想から、近くを散歩がてら、お茶(&バビの晩ごはん)が出来るところを探しに行くことにしました。


私が2004年に彼とお母さんと一緒にパリに来るために買った『地球の歩き方パリ』という少し古いガイドブックを今回も持ってきていたんだけど、結構役に立ったわー。やはり地図とちょっとでも情報があると、歩きやすさが違う!


私は人間カーナビのような存在(とまでは言い過ぎか?)なので、ホテルを出る前、ぱぱっと辺りの地図と情報を押さえて、3人でいざ出発です。


目指すはこの界隈にたくさんあるらしい「パッサージュ」。19世紀に作られた屋根付きの商店街ってなもんでしょうか。


19世紀当時、「フランス物が最先端でおしゃれ」みたいな様相だったイスタンブールにも、このフランス風のパッサージュがいくつかあるので、私には馴染みのある雰囲気の所です。


私たちのホテルから一番近い所にあったのがPassage Verdeau(パッサージュ・ヴェルドー)。雨もしのげるし、バギーを押す身にはやはり屋根付き、もしくは室内はありがたい★アンティークっぽいお店などが並んだ小さなパッサージュで、結構あっという間に抜けました。


抜けた先には、次のPassage Jouffroy(パッサージュ・ジョフロワ)が続いていました。おお、まるでこれは大阪の心斎橋商店街か、天神橋筋商店街、もしくは神戸三宮辺りかというようなスムーズなつながり具合。続いているなら、じゃあ次も覗こうかとそのまま歩を進めました。


小鳥のさえずり-親子3人ロンドン生活-101001paris  →Passage Jouffroy の様子。

小鳥のさえずり-親子3人ロンドン生活-101001paris2  →私は上の写真で言うと右手にあったキャラクターグッズとおもちゃ屋みたいなところのこのショーウィンドーに釘付け。ババール、タンタン、バーバーパパ!大のキャラクター好きの私にはたまらないラインナップです。


そういや、こういう物ってロンドンにはあんまり売っていないのよねー。売っていない方が余計な散財をしなくていいのだろうけれども。


彩子に許可を取って、涎物の世界を覗きに行きました。またいい具合にバビちゃんがバギーで寝てしまったので、じっくり堪能出来るというもの。うしし。

小鳥のさえずり-親子3人ロンドン生活-101001paris5  小鳥のさえずり-親子3人ロンドン生活-101001paris6  →あれもこれも欲しくて、黄色い悲鳴。最終的に「バビちゃんに」(って方便ですかね)と、お誕生日の写真を入れるババールの写真立て、ババールの木の小さな車と、バーバーパパの色鉛筆セットを買いました。


写真立てが立体的で、陶器なため、22ユーロぐらいとか何気に高くて、かなり思い悩んだけど、パリの思い出にとえいやっと購入。こんな見る人が見たらくだらない雑貨に合計42.5ユーロも使っちゃった私って・・・・・・。あほちゃんです。


パリに来ること自体が高くついたから、特に買い物なんてするつもりなかったのにさー。これがスタートになり、翌日も様々なバビちゃん物にやたらと散財してしまった母でした・・・・・・。


小鳥のさえずり-親子3人ロンドン生活-101001paris3  小鳥のさえずり-親子3人ロンドン生活-101001paris4  →同じくPassage Jouffroyにあった本屋さん。ディスプレイも、お店のサインもポップで、むっちゃ私の好みでした。(これまでの写真は10月1日パリのPassage Jouffroyにて撮影)


Passage Jouffroyを出たら、横断歩道を渡った先にまたアーケイドが見えてきました。Passage des Panorama(パッサージュ・デ・パノラマ)です。


ここは雰囲気が一変して、レストラン、ビストロ、一杯飲み屋みたいな所がひしめいていて、さながら日本の飲み屋街の商店街みたいでした。

小鳥のさえずり-親子3人ロンドン生活-101001paris7  小鳥のさえずり-親子3人ロンドン生活-101001paris8  →当初は大人はお茶で、バビちゃんは晩ごはんを食べるお店を探していたのだけれども、バビちゃんは寝たままだし、もう18時半過ぎでいい加減、私たちもごはんの時間かあ、とこのパッサージュにあったレストランに入りました。(この2枚の写真は10月1日、Passage des Panoramaにて撮影)


窓越しに見えるお店の雰囲気などでぱっと選んだ割には、おいしいごはんが食べられ、店内は中高年の地元のおじさんとおばさんでいっぱいでした。


この後、ホテルに戻り、少ししてパリ在住の彩子の大学時代のお友達がホテルの部屋まで来てくれました。私とバビちゃんも少しおしゃべりさせてもらった後、私たちは先に失礼して、パリ初日を終えました。


*この日、私たちが訪ねた3つパッサージュについての詳細が、ちょうど「パリ情報.fr」というサイトに「ガラス屋根の散歩道“パッサージュ”で19世紀のパリへタイムスリップ」という記事であるので、ご関心があればこちらを読んでみて下さい。http://www.parisjoho.fr/spot/19passage.html