10月１日（金）、小雨が降る中、バビちゃんとタクシーでロンドンシティ空港に行きました。彩子ときさらちゃんに会うため、パリに行くのです。
この日、うちの彼は講演のため、朝早くからシェフィールドに日帰り出張に行ったので、うちは朝からばたばたでした。
（注：ロンドンとその近郊には、ヒースロー空港、ガトウィック空港、ロンドンシティ空港、スタンステッド空港、ルートン空港という５つの空港があります。どこも国際線も飛んでいる国際空港ですが、遠距離線が飛んでいるのはヒースローだけなので、日本から直接来る場合はヒースローにしか止まりません。）
ロンドンシティ空港は私たちの住むブラックヒースから一番近い空港で、うちの彼のお気に入りです。海外出張がそれなりに多い仕事をしているうちの彼は、とにかく空港に行くのが大嫌い。出来れば、休暇の際には本当は飛行機にも乗りたくないぐらいです。特に、使い勝手の悪いヒースロー空港を忌み嫌っています。
そんな彼も「シティからなら、飛行機に乗ってもいい」と常日頃から言っています。でも私は使ったことがありませんでした。何がそんなに違うんだろうと思っていたけれども、いやー、本当に違いました！
こりゃー、一度使ったら病み付きでしょう！数十ポンド航空券の代金が違うだけだったら、これからは絶対にシティを選ぶね、と私も決意を固くしました。
何が便利かって、まずうちから近いこと。うちからヒースロー空港はタクシーで大体、１時間半ぐらい、お値段も60ポンドかかります。大抵、街中で渋滞に巻き込まれて、どれだけ余裕を持って出ていても道中、ハラハラするんだよね。
でもロンドンシティ空港へは、うちから30分もかからなかったかな？タクシー代も20ポンド！すすーっと行っちゃって、早く着き過ぎちゃったよなんていう贅沢な悩みなぐらいでした。
→そしてロンドンシティ空港はなんといっても小さく、かつ利用者が少ないのです。基本的に、この空港の利用者はここから近いシティやカナリーワーフにある金融関係の会社からの出張者なので、彼ら対応の行き先が多いかな。
だからまるでバスターミナルか、もしくは日本の地方の小さな空港かなんかのノリ。空港に着いて、その足でちゃっちゃとチェックインカウンターに行き、搭乗券をもらって、荷物をチェックインするのに所要時間計５分ぐらい？延々、長蛇の列で並ぶことがないのが、特に子連れにはありがたかったです。
混んでいないので、セキュリティーチェックの作業が細かくても気になりません。子連れだと、バギーもあのスキャンみたいなのに通さないといけないし、子供用のミルクだのも、100mlまでの液体類とは別に出さないといけないし。
今回は特に子供のコートも、靴も脱がせて、スキャンに通せと言われたので、えらいばたばたと一苦労。でも空いていたからこそ、心に余裕を持ってこちらも笑顔で対応出来たように思います。
→セキュリティコントロール、出国審査などを過ぎた後の、いわゆる免税品店などがあるようなウェイティングスペース。
この写真でどれだけ伝わるかだけれども、普通の待ち椅子も座り心地の良さそうな革張り（か、革張りもどき）でいっぱいあるし、その他、ソファーやスツールなど座って待つ椅子の種類も結構あって、待つ人の立場に立ったインテリアだなと感じました。とにかくすっきりしてたな。
快適に待っていたら、あっという間に飛行機の時間でゲートに向かいました。
シティ空港唯一のマイナス点は、各々のゲートに下りる部分が階段だけで、エレベーター、エスカレーターがないこと。ここは身障者、高齢者、バギー持ちにはアンフレンドリーだなと感じました。
手荷物＆バビちゃんの乗ったバギーを、妊婦の私がこの階段の下までどう降ろせっていうんだよ、と少し半泣きになりかけたところ、空港スタッフの男性がふたり、通りかかり、バギーと手荷物を持って下がってくれました。むっちゃ助かった～。
御礼を言った際、この状況にすごく困っていたと言ったら、今後はゲートにいるスタッフに声をかけて、手伝ってもらいなさいとのこと。空港スタッフも激混みの空港ではないため、血が通っているというか、心ある対応をしてくれる様子なのが非常に好感が持てました。
シティ空港からのフライトがある都市は限られているのだけれども、もしそのうちのどこかに行くとしたら、これからは迷わず絶対にシティです★とにかくお薦め！