6月10日(火) コッツウォルズ2日目:ブロードウェーにて遅いお昼を食べた後、お店をぶらぶらと
ヒドコットマナーガーデン
、キフツゲートコートガーデンズ
とイングリッシュガーデンを思いっきり満喫した後、あの辺りで一番大きな村であるブロードウェー
にかなり遅いお昼を食べに行きました。私たち自身はブロードウェー
は2年ぶり。
→ブロードウェー
はその名の通り、村の中心をかなり幅広の道が通っています。その道沿いで一番有名なのが、ここ「リゴンアームス」(The Lygon Arms)。
ブロードウェー
の「リゴンアームス」(The Lygon Arms)
、2泊目がアッパースローターの 「ローズ・オブ・ザ・マナー」(Lords of the Manor)
でした。こうやって思い返してみると、彼のセットアップもむっちゃ気合い入ってるな!
最新版のるるぶから引用すると、「コッツウォルズでも屈指の歴史と伝統を誇るマナーハウス」です。昔からの旅籠で、清教徒と革命の際には国王チャールズ1世とクロムウェルも泊まったとか、日本だったら大河ドラマにでも出てきそうなところ。
2年前、彼が私を初めてコッツウォルズに連れてきてくれた際、1泊目がリゴンアームスで晩ごはんを食べている時に、「ロンドンに越してこないか」と言われたんだから、彼的には英国の良い所も見せたいし、雰囲気作りもしたいしという感じだったのかしら。ここは、特にお食事がおいしいと有名なマナーハウスです。
しかし、このふたつのどっちが特に気に入っているかと言われると、甲乙付けがたいながら、やはりローズ・オブ・ザ・マナーに軍配が上がります!あそこはマナーハウスを取り巻く環境がなんたって特別だからね。
ちなみに、家族が来る際に、一応、リゴンアームスの評もTrip Advisor
でチェックしたけれども、あまり評判が良くなかった。私もスタッフの質がちょっと、と思った記憶があるんだよね。
とにかくホテルスタッフのほとんどがEU圏内の東欧系外国人で、コンシェルジュに周りの村のことを聞いても、「他のスタッフに聞いてみないとわかりません」。あんた、観光地にある一流ホテルのコンシェルジュデスクに立つ資格なーし!あまりのことにびっくりして、彼と目を合わせてしまったぐらい。
また、レストランで赤ワインをオーダーしてもなかなか出てこないから、聞いてみたら、英語があんまり通じていなかったので、オーダー自体が通ってなかったとか……。とにかくお淋しい状況だったんよ。
自分も外国人だし、外国人を雇うなとはまさか言わないけれども、かなりのお値段をとる、要は超高級旅館な訳だから、それに値するサービスを提供する外国人スタッフを雇って欲しいものよね。ビジネスホテルじゃないのよ。
ローズ・オブ・ザ・マナーの方は、スタッフは大半が英国人で、お食事関係がフランス人という感じだから、何を聞いても答えてくれるし、やはりサービスの質がいいなと感じる。
お昼は2年前に行って、気に入ったカフェに一行をお連れしました。ランチタイムが15:00で終わる5分前でぎりぎり滑り込みセーフ。なんとかおなかを満たし、村の一本道の通りをぶらぶら歩くことに。
ここはコッツウォルズの村の中ではかなりひらけていて、観光バスも来るぐらいのところだから、メインストリート沿いにはかわいいお店がたくさん並んでいます。
→もちろんメインストリートに沿ったすべての建物は、コッツウォルズ独特の蜂蜜色の建物。ここはすごくいい風情の八百屋さん兼デリでした。おいしそうなパンやケーキが売っていて、そそられた~。
→飼い主さんがお買い物の間、お留守番中のわんこたち。毛並みが良くて、お手入れが行き届いている2匹だったよ。
→とても日差しのきつい日だったので、アイスクリーム屋さんが大繁盛。カンカン帽をかぶったおばさんが昔懐かしい感じで、アイスを売っていました。甘いものに目がないうちの彼は、ごはんを食べたばかりだというのに、即並んでました。
アイスを手にしてにっこりしている彼を見て、うちの一行が「いやー、本当に嬉しそうやね」と言って、その笑顔を写真に収めていたのが結構笑えた。好きなんです、甘いもの。
→うちの母や妹などがとても気に入っていたセレクトショップ。こんな田舎の村にあると思えない素敵なセレクションで、近所にあったら、ちょくちょく覗きたいようなお店だったよ。
母や母友が次から次へと「かわいいよー」とお店に入っていくので、買い物が嫌いな父やうちの彼はちょっとげんなり目。
→誰かのおうちの庭にある、子犬を抱えた女の子の像。2年前もこの写真を撮った気がする。なんとなく不思議の国のアリスっぽいイメージじゃない?なんでこの象がここにあるのかは不明。
→また血統書付き犬を発見。おゴージャスくんを連れている人が多いってことは、この辺りは結構裕福な人が多いんかな?英国では、基本的に犬=ゴールデンレットリバーな人が多いんだけど。
→こんな萱葺き屋根のお店もあります。この辺ではどの建物も16世紀、17世紀からで、安土桃山か、江戸初期の建物で不動産屋や、お土産物屋が経営されているのかと思うと、感覚がおかしくなりそう。
かわいいお店ハントに余念のないうちの女性陣一行を尻目に、うちの彼はこの村にあるすべての不動産屋の売り広告を入念にチェックしていました。ロンドンのうちの辺りで、アパートか、長屋的な家が買えるかどうかという値段で、こっちでは日本的な一軒家が買えるのよー。しかもどれも歴史的建造物で!
「ロンドンで不動産買うの、ばかみたいな気分になってくるね」と言いながら、私も熱心に不動産屋の窓に張り付いていました。あんなチューダー様式の木組みの家や、蜂蜜色の家とかに住めたらなーと夢は膨らむばかり。
ブロードウェー
でゆっくりしていたので、次に行こうと思っていたスノーズヒルや、スタンウェイ
にあるスタンウェイハウス
は着いたらすでに閉まっていました。まあ、それはそれで仕方ないね。
日が高い、かつ長いので、え、もう閉まっちゃってたのという感じではあったんだれども。全体的に、コッツウォルズのお店等は閉まる時間が16:30~17:00と早く、そういうところは「田舎に来たんだな」という感じです。ちなみに、毎晩、太陽が沈むのは22:00過ぎぐらいだったかな?
→行きそびれてしまったスタンウェイハウス
の入り口。世界の重力式噴水では1番という噴水があるお庭が有名なジャコバン様式(名前からして、フランス革命期の頃ってことかな)の建物です。
スタンウェイ は、コッツウォルズ最大の都市、チェルトナム在住の、職場の理事お薦めの村のひとつでした。またの機会に。