〈京アニ放火殺人・初公判〉父と兄、妹が自殺し母は失踪…自身は過去に下着泥棒で逮捕され「もう失うものはねえから」。単独犯による戦後最大の犠牲者を出した青葉被告は何を語るのか

配信 集英社オンライン)


こんなネットの場末にあるネトウヨブログを読み漁っているようなお前ら愛すべきネトウヨ諸氏は、こんなクソみたいな事件を起こした犯人なんぞ、どうせ速攻で死刑にしろ!としか言わないでしょうから、取り上げるだけ無駄だと思ったんですが。


京アニの放火殺人事件、ようやっと初公判が始まったようなので、少しだけ取り上げてみたいと思います。

多くのメディアが記事にしている中、リンク先の記事は割と突っ込んだ内容が書いてあったので、今回はコレを選びました。


こういうのにありがちな不幸な生い立ちというか、毒親の毒々しさは御多分の例に漏れず、大筋は見出しにある通りなんですがね。

家族の不幸をさんざん書き立てた後に、おもむろに下着ドロをブチ込んでくるあたり、ちょっと悪意的なものを感じないでもありませんでした(笑)

どうやっても因果関係は見出しにくいですからね。


この他に強盗で実刑食らったりもしていて、元からかなり酷かったようですが、やはり気になるのは本件の放火殺人に至る動機背景ですよね。

作品を京アニにパクられた、という主張をしていたようですが、これいかに…


リンク先の記事では、その点にも触れているので、以下に引用してみます。


青葉被告が犯行当時から京都アニメーションが盗用したと主張している作品は複数あるが、そのうちのひとつが『ツルネ-風舞高校弓道部-』だった。本作は高校生の主人公が弓道部で県大会優勝を目指す青春群像劇。京都府警関係者が語る。「青葉被告は過去に『京都アニメーション大賞』に小説を応募していたが、応募形式上の不備があり京アニ関係者は目を通すことなく落選にしている。小説は学園モノではあったが弓道とは関係がなかった。だが、青葉被告は盗用されたというシーンに対して匿名掲示板に『すげえ ツルネでもパクってやがる ここまでのクズども見たことねえ つくづく、相容れない』と書き込んでいる。当該シーンについても確認しているが、男子高校生の弓道部員が買い出しなどの雑務をするシーンで、何の変哲もない高校生の1日だ。青葉被告の小説と似ているところもなく、何をもって『盗用だ』と主張しているのか首を捻る捜査員も多かった」


…まあ思い込みというか、完全な言いがかりでしょうね。

そもそも犯人は他所でも無差別殺人を敢行しようと考えていたという話もありますし、本当にパクられたと思っていたかどうかも謎です。


あと京アニはアニメの会社ですが、小説の募集もあったという事なんですかね?

こうなると、興味本位で犯人の作品を読みたいという奴も出てくるでしょうし、どこかの節操のない出版社がそんな事を画策するかもしれませんね。


前から何度かこのブログで主張している事ですが、この類のいわゆる「無敵の人」事件は、事件として大きく重く扱うのは仕方がありませんが、動機や背景、あるいはその人生を悲劇化するなどして、犯人の存在まで大きく扱うものじゃないんですよ。

特に今回は、一応でも何でも「京アニに作品をパクられた」という主張があるじゃないですか。


どんなに下らなくて取り合う価値もない主張だとしても、起こした事件が凶悪ならデカく取り上げてあげるなんて。

馬鹿みたいじゃないですか。


被害者の人数も多いですし、裁判が長期化するのは仕方がないですが、起こした事件が重くて社会に深い爪痕を残したとしても、その動機が驚くほど軽くて浅いものだという事はあり得るんですよ。

賢明なテメェらネトウヨ読者どもはそんな事はないと思いますが、人間すっげぇくだらねー事で腹立てる事はあるでしょう?

この前までこんな場末のネトウヨブログに、男系コシツが!!などと青筋立てて激怒していた人達もいましたし。


動機の解明なんて要らないというか、そこそこでいいんですよ。

まして本人じゃなく、こんな事を社会のせいとかにしていたら、似たようなモンスターはまた必ず生まれます。

犯罪心理学とかはまた別の話ですから、裁判の外で分析して考えりゃいいだけですよ。

弁護側が馬鹿の一つ覚えの「心神喪失」を出してますが、本当にそれしか言う事がないからでしょう。


私のハンケツでは、こんな奴はもちろん問答無用で死刑ですが、全身の9割に火傷を負って、なお生きているというのは、地獄の苦しみだと思います。

だからこそ、死刑なんかで楽させていいのかな、という思いはありますが、こんなモンは労役も無理なら、刑務所だって面倒見てられないわけですし、社会のコストを考えても、やはり死刑がベターな選択でしょうね。


ただ一つ、この犯人が幸福に暮らしていたら、そりゃこんな事件は起こさなかった事だけは、絶対的に間違いないでしょう。

皆が幸せで笑顔になれる世の中が一番ですし、幸せになろうと思ったらどうしたらいいかと言えば、


その一つの答えとして、音楽があるわけです。

そして音楽と言えば、もちろんメタルです。

この素晴らしく自然な流れで、平日ド真ん中の更新でも、やはり選りすぐりのメタル曲を紹介しますよ。

ここは一応「音楽レビュー」のブログでもありますからね。




BLIND GUARDIAN - Goodbye 

my friend


ジャーマンメタル、そして今でいうエピックメタルの走りでもある盲目の守護者達が1990年に出した傑作サードアルバムから。


聴けばわかるように、今のようなクソ退屈な路線に行く前の、一番ノリにノッていた頃のサウンドです。

スピード、パワー、アグレッション、どれを取ってもメタルの中のメタルとしか言いようがありませんね。

初期5作なら、正直どれを買っても外れはありませんが、このサードアルバムは別格です。

1990年にコレをやっていたという事が、まずもう信じられない凄さですよね。