ゴルフで一度放ったショットは 『なかったこと』には出来ません。OB を打ったらペナルティを払って打ち直します。OB が後々のプレーに悪影響を及ぼすこともよくあるのですが、気持ちを立て直してその後をしっかりプレーすることが出来れば、『終わってみれば良いスコアだった』ってことも、実はよくあるんです。つまり、ミスショットを単に後悔の対象とするのではなく、前向きに改善の対象とできれば、『雨降って地固まる』ということも、まんざら夢物語ではないのです。
『マリガン』って知ってますか? 朝イチのショットを失敗した際、一度だけなら 『そのショットはなかったことにする』っていうルール。もちろん正式なルールではなく、アメリカの一部のアマチュア・ゴルファー間のお遊びルールです。僕もお遊びでこのルールを適用したことが一度だけあります。もう 10年程前の話ですが、お客様を呼んでのイベントが、かの名門、川奈・富士コースで行われた時のことです。OUT の 1番ホール。僕の朝イチのショットは大きく右にふけて OB に・・・。普通なら次は 3打目として打ち直すのですが、イベントでもあったのでマリガンが適用されました。そして、OB を 『なかったこと』にした 1番ホールは何とバーディー。この日はこのラッキーのお蔭もあり、川奈のハーフ・ベスト 37 が出ました・・・。
う~ん、でも何か違う・・・。今でも僕の川奈のハーフ・ベストは、この 37 だとは思っていません。自分の中では、このハーフはホールアウトをしないで終了したような、嫌な感じだけが残っています。やっぱり OB やミスショットを打ったら、そのままにしておくのではなく、ちゃんとリカバリー・ショットを打たないとダメですね。また失敗するかもしれないけど、何となく放置してはダメなのです。これはゴルフだけの話ではないでしょう。最近、そう思わせることがありました。
先日、仲良くしてた友人と、旅先でのちょっとした言葉の解釈の違いから、少々気まずい関係になったことがありました。まあ、お互い大人ですから、その後は 『前言撤回』ということで、何となく以前の良好な関係に戻っています。でも、本当にこのままでいいのかなぁ・・・。
川奈で 37 が出た後、しばらくは 37 がベストだと思ってました。いや、思い込むことにしてました。でも、やっぱり違うんです。あの時はマリガンの救済など受けずに、ペナルティを払っておくべきでした。友人とのボタンの掛け違いを、『前言撤回』で済ませるのは違うんじゃないかなって思い始めました。前言撤回って、マリガンと同じですよね。今でもその友人と会いますし、普通に話もするのですが、僕の中ではやっぱり何かが変。臭いものにフタをしたまま放置しているという感じがします。大事な友人なのだから、ちゃんと 『打ち直しのショット』を打たないといけないですよね。そして、『終わってみれば良いスコアだった』ってなる様な、目の覚めるショットを打ちたいと思っています。
今年の夏、川奈・富士を回り、同じ OUT で 37 が出ました。もちろん、マリガンはありません。なので、今は胸を張って、川奈のハーフ・ベストは 37 と言えます (^_^)