「私の人生は“普通”じゃない。でも、それでいい。」




私は多発性硬化症という難病を抱えています。

さらに、子宮も摘出しました。



かつての私は、
ごく普通の人生を夢見ていました。

結婚して、家庭を持ち、

平凡な主婦として穏やかに暮らす看板持ち



そんなあたりまえの未来を思い描いていました。



しかし、その夢は叶いませんでした


病気が私の体を蝕み、子宮を失い、

気づけば“普通”と呼ばれる人生からは

遠ざかっていました。



 失われた夢と、新たな決意


夢を諦めることは簡単ではありませんでした。

どうして自分だけ? 

どうしてこんな運命を

背負わなければならないの? 

何度も何度も問いかけました。


でも、嘆いていても時間は過ぎていくだけ。

誰かが手を差し伸べてくれるわけではありません。


だから私は決めました。


人とは違う人生を歩む。それなら、

それを全うしよう」と。






 普通”じゃないからこそできること



確かに、私は普通の主婦にはなれませんでした。

けれど、その代わりに、

自分にしかできないことを

見つけることができました。


私の経験を発信し、

同じように苦しむ人の力になりたい。


どんな状況でも、

自分なりに人生を楽しむ方法を見つけたい。


今、私は新しい人生を歩んでいます。




 普通じゃないからこそ見える景色


「普通」の人生では気づけなかったことが、

今の私にはたくさんあります。


たとえば、健康の大切さ。
病気になる前は、

当たり前すぎて考えもしなかったことです。

でも、今は違います。

体が動くこと、食事ができること、

外に出られること



すべてが奇跡のように感じます。


また、本当に大切な人とのつながりも、

病気になってから深く感じるようになりました。


ガンや難病などの同じ境遇で闘う仲間たち。


彼らの優しさや励ましが、

私をここまで強くしてくれました。


そして、自分の人生をどう生きるかは、

誰にも決められないということ。


「普通」じゃなくてもいい。

「人と違ってもいい。」


私は私なりに、

私だけの人生を作っていけばいいんだ、

と気づきました。





 これからの私


これからも、

体調がいい日もあれば悪い日もあるでしょう。

うまくいかなくて落ち込む日もあると思います。



でも、それでも私は前を向いて生きていきます。


私の経験や想いを発信し、

同じように悩む人たちに

「一人じゃないよ」と伝えたい。


病気があっても、

自分らしく輝けることを証明したい。



普通”じゃない人生は、

決して不幸ではありません。


むしろ、特別でかけがえのないもの。


私は私の道を歩きます。


そして、誰かの希望の光になれたら、

それほど嬉しいことはありません。


最後まで読んでくださり、

ありがとうございました。



あなたの人生も、あなたらしく、

輝きますように。





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