空の宇宙の向こうへ -11ページ目

Existence~存在理由~

はじめにうちは未婚のシングルマザーです
そして、経済的理由で実家に住んでます
母はいろいろ小言は言いますが、手伝ってもらっていて助かっています
父は極偶にだけ娘と遊んではくれますが、手伝ってはくれません
祖父はその時々で中途半端に構います
うちは家が好きじゃないです
父も祖父も昔が多義の人で、特に父は家の近くに小学校があるのですが、そこには通わせるなとか、外ではおじいちゃんと呼ばせるなとか…
祖父も祖父で、うちが気に食わないらしくて父の姉にある事ない事つげ口して、若い人やうちみたいなバカとは話し合わないんだから部屋で食べたらと言われたとか、うちがヤクザに入るとか…訳わからないこと言って
あぁうちは、ここにいてはいけない、存在してはいけないんだなと…
ただ、うちの存在理由は娘のためだけ…
もし、娘がいなかったらうちがこの世にいる理由はない…

dark

もし…
もしだけどさ…

そう言って黙り込んだ君は俯いて
口元は笑っているようで
泣いているようで

風がそっと吹き抜けて
草が舞い上がってヒラヒラと悲しく降りてきた

会えなくなるとき…
笑って送り出してくれますか…?

やっと絞り出した声は声にならず
風に吹かれて空高く舞い上がって

けど、君の表情を見たら
頷けなくて…
泣かないでよ…
僕は笑って送り出せないじゃないか…

苦しいながらも笑うと
君は嬉しそうに笑ったね…

AWAKE