息子の(アイス)ホッケーの練習やトーナメントに私が連れて行く度に疑問に思うことがあった。

練習は夕方5時や5時半だったりするのにお父さんが連れて来ていたりする。


トーナメントは大抵金曜から日曜日で、距離は車で30分〜数時間と場所により様々。たまたまうちの夫の仕事が忙しい金曜日に私が連れて行くと、私以外は全員お父さんということがよくあった。

カナダにおける父親の子どもに対するホッケー熱はかなり高いと思うが、それにしても仕事してんのかいな皆。

なんでそんな時間にリンクに来れるの?日本の、例えば首都圏のお父さんの一般的な勤務時間を考えると日本では絶対無理な気がする。

そう考えると仕事を抜けやすい、自分の裁量でスケジュールを組みやすい仕事をしている人が多いという事かなと推測するけど実際はどうなのかな。



トーナメントと親の応援


どのレベルのホッケーチームに入っているかによって違うが、普通レベルのハウスチームの場合トーナメントは年に数回で日帰りできる距離の場合と数時間程度の距離の場合がある。遠いと全員でホテルに2泊して食事やその間の余暇時間をチームで過ごす。ホッケートーナメント宿泊ホテルあるあるなのが、廊下でミニホッケーをやったりプールでみんなで遊んだり、よそのお客様には大変はた迷惑なのだがそれはそれで子どもにとってはホッケーとは別に楽しい週末になったりもする。

ホッケーをやっていた父親や母親を持つ子どもが多いのでトーナメントの親の応援にも熱が入り、大声で指示出しする人、カウベルを持ち込む人、ヤジを飛ばす人様々。一度トーナメントで訪れたリンクには下記のような注意書きがリンクの入り口横に貼ってあり、要するに「これは子どもの試合だからあんまり常軌を逸した応援は禁物よ、審判だって人間だしNHLの選手を応援してるわけじゃないのよ」と書いてある。




親への注意書き(写真はお借りしました)


一度息子のチームのパパがあまりに応援に熱が入りすぎて、観客席から審判を罵倒、子どもの耳に入れるには不適切な言葉を連発して、そのトーナメント後チームの親全員にお詫びメールが届いたことがあった。そんなメール送る羽目にならないように最初からもうちょっと自制したらええんちゃうの。

カナダ人とは往々にして親切で気が良いという話をよく聞くが、ことホッケーが絡むと性格が一変しとんでもないヤジを浴びせたり、アマチュアでもいきなり氷上で殴り合いを始めたりするのは、ああこれもやっぱりカナダ人と思ってしまう。