浜田省吾

「とらわれの貧しい心で」
1976年、オリジナル発表

作詞・作曲 浜田省吾


疲れ果てて帰る夜道では
お前のやさしい眼差しを思う
そうこれからも きっと守り続けてゆくさ
お前と二人の静かな夜


脅えながら生活す都会では
怪しげな顔したイカサマ師達も
同じような悲しみに憑かれ生きているよ
迷いはそこで深くなる


そして とらわれの貧しい心は
たったひとつの真実も見分けられぬままで
同じところを何度もさまよい歩き続け
会う人を理由もなく傷つける


そして とらわれの貧しいこの国
顔背けて犯してきた誤ちの償いを
すべての空へすべての人の上にへと
子供等の明日を巻きこんで
浜田省吾

『誰がために鐘は鳴る』
1990年発表


blackcouさんのブログ-591.jpg


「サイドシートの影」

作詞・作曲 浜田省吾


海が見えたら起こしてあげるから
もう少し眠りなよ ラジオを消して
サイドシートに話し掛けてみる
そこには誰もいないのに

隠れ家のような仕事を片付けて
醒めたイルミネーション 照り返す街に
眩しい笑顔と一夜の慰めを今夜も探してる ゲームのように

曖昧な痛みが押し寄せ去ってゆく
真夜中の通りを海へと走ってる
カーラジオ繰り返す無機質なビート
まるで僕の鼓動のように

誰かの腕に抱かれて眠りたい
何も奪わぬ恋に落ちて

夜ごと華やかなパレードが続く
その列に潜り込み 迷い はみ出して
夜が明ける頃には年老いた気分
何も感じることができない

海が見えたら起こしてあげるから
もう少し眠りなよ ラジオを消して
サイドシートに話し掛けてみる
そこには誰もいないのに
僕の影しかいないのに