多くの人が2023年仕事始めのタイミングで、私も移動始めだ。

大宮5時54分発熱海行に乗車。





上野東京ラインはこの時間なのに通勤客でほぼ満員だ。

さて、今回は先日乗車の只見線と並び一度は乗破したいと思っていた飯田線に挑む。

せっかく乗るなら昼間全行程の景色を見たいし、乗換なしの完全乗破のため、上諏訪に向かうこととした。

飯田線乗車は明日。

上諏訪までのルートには、こちらも興味はあったが未乗車の身延線を経由することにした。

富士山の全景が期待でき、日本有数と言われる富士川の景観が楽しめるようだ。

乗車した電車は熱海行だ。
今は湘南新宿ラインや上野東京ラインで栃木群馬と神奈川やこの電車のように静岡が乗換無しで繋がれた。
以前から中距離電車と呼ばれていたが、現在はもう長距離電車だと思う。

東京を過ぎ席が一気に空いてきた。

空はやっと少し明るくなってきた。

横浜停車、7時。
大宮から1時間6分、早いもんだ。

今日も天気がいい。
戸塚の手前で日の出が見えた。

平塚を出た。
営業でよく鴨宮や大磯に通っていたころがあった。
東京からの東海道本線乗車がとても長く感じたものだ。

早川を過ぎると、やっと海が広くきれいに見える。快晴で太陽の反射が眩しい。




熱海到着、8時20分。
沼津行に乗り換えた。

熱海を出て次の函南まで8分だか、ほぼトンネルの中。
長い。

沼津到着。
3駅なのでまた乗換え。
富士まで5駅。

雪で白い富士山の頭がよく見える。

東田子の浦を過ぎると富士山の裾野から全体が見えてきた。
快晴で遮るものはない。

富士到着。
身延線乗換、甲府までおよそ3時間38駅。
クハ312-3102、ワンマン2両。

富士宮あたりからが富士山を見るのは一番良さそうだが、車内からは建物が邪魔をして残念だ。




沼久保に着く手前ではもう雲が中腹に出てきた。表情はあっという間に変わるんだな。

芝川を過ぎると富士川が左手に見えてきた。
川の中程を水が流れていて、水量は少ない。

結構乗客が多く、やっと富士川側のボックス席に移れた。






身延線は先日の磐越東線や水郡線に比べてゆっくり走る。
このスピードいい。

身延到着、10時34分。
ちょうど富士と甲府の中間かな。

下部温泉に到着。
駅前の下部ホテル、はるか昔社内旅行で宿泊したことを思い出す。
あの頃はまだ若手と呼ばれてた。

日が当たり暖かくなってきた。
水郡線と同じく、聞いたことのない駅名が続く。
心地いい。

市川大門。
甲府盆地が開けた。
南アルプスがきれいに見えてきた。
心洗われる気がする。

甲斐上野、初代市川團十郎ルーツの地なんだ。


小井川、甲府が近づいてきたからか、乗客が増えた。
もう足は伸ばせない。

四方が屏風のように高い山に囲まれている。

甲府到着。
駅前に出て信玄公とツーショット。





おにぎり弁当を買って小淵沢行を待つ。

中央線に乗換。
モハ210-2023が6両で来た。

新宿から中央線で来れば当然早かったが、身延線には是非乗りたかった。

12時30分発小淵沢まで8駅、30分ほど。

甲府を出ると南側に富士山のちょうど雪を被ったところが見えている。

小淵沢到着。
1時間ほどまちじかんがあり外に出てみると、駅屋上が展望台になっていた。
八ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、遠く富士山もきれいだ。
ただ空気はとても冷たい。





ここから本日最後の乗車。
14時5分発松本行で上諏訪まで、また30分ほどの乗車。

諏訪湖を見物。

諏訪湖はまだ凍ってはいないが風は厳しい。





早めに宿に入ることにする。

かけ流し温泉で明日の飯田線に備える。

おしまい