毎月17日は「減塩の日」


昭和生まれの私たちにとって「減塩」と聞くと、
「味がせんやつやろ?」
「それ、病院食ちゃうん?」
そんな声がどこからともなく聞こえてきそう。

 

昭和の食卓といえば、味噌汁は濃いめ、漬物は主役、醤油は“追いがけ”が当たり前。
ご飯に梅干し一個で何杯もいけた、あの頃。
今思えば、あれは“元気の素”というより“塩の力技”でした。

 

でも実は、その塩分。
血圧だけでなく、胃がんなどのがんとも関係があることが解ってきてるんです。


「食事とがん?つながりなさそうで、しっかりつながってる」
 

これもまた、あとから知る昭和あるある。

基本的ながん予防の生活習慣には、


減塩、適度な飲酒、禁煙、適切な運動、標準体重の維持。

 

どれも「急に全部やれ」と言われると、腰が引けますが、“ちょっと控える”くらいがちょうど【いい塩梅】

 

ラーメンのスープは全部飲まない。
漬物は「一切れ多いな」と思ったら一切れ戻す。
それだけでも、体はちゃんと喜んでくれます。

 

今は「2人に1人はがんになる時代」。
でも同時に、がんになったからといって終わりの時代ではありません。
治療は進み、5年生存率は上がり、がんと付き合いながら人生を続ける人も増えている。

だからこそ、元気なうちに知っておく。

 

   
怖がるより、構える。
無理せず、昭和流に、ぼちぼちと

 

今日のご飯、少しだけ塩を控えてみませんか。
その一口が、明日の体を守る。

 

言葉は薬になる、言薬(ことぐすり)