今日も少しだけ思うことを思うままに書かせていただこうと思います。

どうしても一日中パソコンを使い続ける事が多いことから、中々手書きするという時間が減っていることに少しだけ焦りを感じています。

その昔は、何をするにも紙と鉛筆でということで、発想するときにも、紙に書き出してと言うことをしたものです。

そして、その発想法は、正に混沌としたものでした。

思いつくままにキーワードを並べ、それを矢印等で繋ぎ、更にそこから派生する言葉を探す・・・みたいな。

ひたすら、紙を広げて書き殴る訳です。当然ながら、それは本人しかわからない図でしかないわけです。

本来であれば、理路整然とした図を描いてと思うのですが、思索中はそんな風に思うことをただ単に記号として書き並べる事しかできませんでした。

多分に、脳の発達が未熟だったのではないかと考えています。

最近は、最初からパワーポイントなどを使って作成しますから、ある程度形にしたものを作ってそれを修正しながら進めていくと言うことになりました。

しかし、若い頃は、自分はいつもこうした意味不明な図しか書けないのだろうと悩んだことがありました。

他の人は理路整然と書き記していて第3者が見てもわかりやすい。

それに比べて自分のは・・・等と思ったことがあるのです。

まぁ、それを比較しても仕方がないので、私は勝手に「思想のマンダラ」と呼んでいました。

マンダラといえば、仏教特に密教では重要な位置を占めるもので、大日如来を中心に描かれたものだともいわれていますが、最近読んだ本の中で密教に書かれた本もあったわけですが、改めて密教の魅力というかマンダラの魅力というものを感じたわけです。

画像 wikipedia

私の場合は、乱雑な思索をまとめきれなくて単に殴り書きをしていたわけですが、そうした思索の乱雑さをただ単に「わからん」で終わらせるのではなく、最初の頃そのように紙に書き殴っていたからこそ、最近はそれを脳内で生成できるようになったのかなぁと感じている次第なのです。

仏の知恵には遠く及ばないものの、思索を続けると言うことは自分自身にとってもよりよい結果を得ることが出来ると改めて感じたものなのです。

若い頃の私の発想法