在籍一年を過ぎた頃、店の寮に入ることを決めた私。
10代の時から一人暮らしに憧れていた私はすぐに決断した。

場所は都内の高級住宅街。頭金なし。
新しくも古くもないワンルームの家賃は85000円。(高いっ!)
最寄駅まで歩いて10分。

これが私の初一人暮らしの条件だった。

最初はカーテンも布団もなくてバスタオルの上で小さくなって寝ていたなぁw

引っ越して1週間の間に布団とカーテンを買った。
これでやっと”住める”部屋になった。

そのうちにソファも購入。全て黒一色で揃えた。

引っ越して1ヶ月、陽に当たらない生活をしているせいか気分が沈みがちになっていった。

ん?これは流行病のうつ病か?


そもそも私の母方の家系は精神疾患を持っている人が多かったので私もそうなのかな?と疑った。

18歳ぐらいから不眠症は患っていたがまさか自分がうつ病になるなんて。

まずは病院へ行ってみようということになり、母が通院している心療内科を受診することに。

そこで私につけられた病名は躁鬱病だった。

ひとまず渡された薬を飲むこと一ヶ月が経過。
カラダのダルさが現れ始めた。
カーテンも開けず部屋にこもる日もあった。
もうこのままじゃ仕事も無理だなと思い始めていた。