コップって、カタカナだと飲み物用のコップかと思うけど、ロボコップのコップ（もしかして、古すぎる？）、警察官のことです。コップというよりは、どちらかと言うと”カップ”の方が正しい発音に近い。まぁ、そうすると、今度はコーヒーカップのカップかと思っちゃうんですけれども。

本日、散歩の途中で、警察官に呼び止められた我が家。実は、警察官が何人も集まっていたので、何かあったのかなぁとは思っていたんですよ。

”ねぇ、君達、一緒にコーヒー飲まない？コーヒーケーキもあるよ！”

ん・・・強面のマッチョな警察官、およそ微笑むことなんて無さそうなこの方。

日本ではお巡りさんなんて親しみやすい言葉もある通り、警察官って、なんか、町の番頭さんみたいな感じで、怖い顔した人なんてあんまり見かけないじゃないですか。アメリカでは違うんですよ。警察官と言っても、役割に応じて、ユニフォームも、面構えまでもちょっと違うみたいなんですけれども、防弾チョキに身を固めた警察官、特に男性は、皆、でっかくて、多分、家では優しいお父さんなんだと思いますが、ユニフォームを着ている時は、常にクールでニコニコなんて絶対にしません。

そんな強面が、ずらっと並んで、コーヒーを振る舞ってくれるなんてね。うちはいいよと断るブラックバードを尻目に、Mrs.、好奇心満々で尋ねます。

”何？これ、何かのイベント？”

だって、テントまで張ってるんですよ。普通じゃ、こんなことありません。

オフィサー：”ああ、今日はNational Coffee with a Cop Dayなんだよ！”

おお、そんな日があるなんて！我が家、ローカーボダイエット実施中ですが、日々、危険に身を晒して私達を守ってくれるポリスのイベントですからね、サポートしましょう。

チェーン・カフェ、コーヒー・ビーン＆ティー・リーフのコーヒーと、ハーフサイズのコーヒーケーキをいただきながら、立ち話。滅多にない機会だから、お礼の気持ちも伝えます。だってね、警察官って、ひと度何かが起きれば、みんなが逃げ出す場所に飛び込んでいくお仕事なんですから。仕事だからと言うだけで、できることではありません。アメリカではごくごく一部の警官の過剰防衛がよく問題になるのですが、一部が全部になってしまって、全ての警察官が悪者呼ばわりされるのはとても悲しいことです。

このコーヒーケーキって、日本のスターバックスに置いてありますか？アメリカでは日本の様に美味しいスィーツを手軽に入手することは困難です。そんな中、カフェ限定だけど、このコーヒーケーキはなかなか行ける。

最初、コーヒーケーキって言うからコーヒー味なのかと思ったけど、違うんですよ。スターバックスのコーヒーケーキはスポンジケーキ寄り、この日振舞われた、コーヒー・ビーンのコーヒーケーキはマフィン寄り。我が家はコーヒー・ビーンの物の方が好きだったな。上に乗っかってるシナモン・クッキーみたいな塊がサクサクしてて、美味しいの。なんか、懐かしい味です。

と言うことで、本日はダイエット・ブレークの我が家。ジョージに頼まれたトラック製作が待ってるんですけれども、オフはまだ始まったばかり。ブラックバード、ロード疲れはもうとっくに癒えてるはずなんですが、締め切りというヤツがどうも苦手。

BB：”１週間に１トラックなんて、勝手に決めないで欲しいよ。自分がこれで良いと思えるまで、僕はやるんだ。”

このポリシーで、人生、ここまでやって来れたなんて、本当に幸せ者だなぁ、ブラックバードって・・・。

コーヒー・ウィズ・ア・コップ