著:くりこ姫 ウイングス・ノヴェルス
やはり、実家に帰った時にあった。
買った記憶も、読んだ記憶もなかったけど。
巻末にのってた同時発刊が、麻城ゆうさんの「JO
KER」外伝の「特捜司法官S-A」やったので、つい
でにこうたか、イラストがおおや和美さんやったから、
こうたのかもしれません。
とりあえず持って帰って読んだ^^;。
表紙から、そうやないかと思うてましたが、やっぱ
りそうでした。
内容は、オムニバス方式で、「僕の一番大好きなあ
なた」と、表題作。
天王寺力(”大好き”の主人公)は、編入してきた高
校の寮を抜け出した夜に、不良たちにからまれている
美人(千秋)に一目ぼれする。
美人やと思うたのは、実は男で、5年ぶりにこちらに
帰ってくる幼馴染(高津耕太郎・”大嫌い”の主人公)を
待っているところやった。
で、耕太郎も千秋が好きで、力の前にいきなり恋敵が^^;。
翌日、初登校すると、担任が耕太郎で、くじびきで、小等
部の給食当番にいくと、そのクラスの担任が千秋であった。
・・・・・・と、思うたら、千秋ではなく、千秋の双子の兄・春日
やった。
そして、春日には、人に言えないコンプレックスと、力との
出会いに秘密があったのやけど・・・・。
読み終わってみると、結構、少女漫画でこういう話あります
ね。佐藤まりこさんの「あこがれ二重唱」とか・・・・でも、ミス
テリー風(ってほどでもないけど)の展開になっとるので、「おお
、どんでん返しが!」となかなか面白く読ませていただきま
した。
続編を描いてみたいようなこと書いておられたので、続編も
あるのかな?
1991年8月10日 初版発行