「お姫さまと花と蝶」 | 雪うさぎ

雪うさぎ

 子供のときから、作文とか読書感想文は苦手で^^。
 つたないながらも、少女漫画と少女小説の紹介をして
いきます。

著:あいざわ遥    りぼん早春のびっくり大増刊号



 ラブ・コメ作品を描く方です。

 少し、藤井みなほさんと、毛並みは違うけど、逆説的

に”似ている”なーと思います。


 両者の作品とも、肩こりずに読めて、よみ終わったあ

と、「ああ。面白かった。」と・・・・思えますので^^。


 主人公・なつみと兄は、幼少の頃から、仲良かった。

 なつみが、良くねだったのは、

 「お兄ちゃん、あの蝶とって!」

 つかまえても、すぐ逃がしてしまうくせに、何度も。


 そして、現在。

 お年頃(高校2年生)になったなつみは、BFができ、

彼の家にいって、ご両親にごあいさつ。


 そこで、いきなし。

 「相模原君(BF)と結婚する気でいます!」


 勿論、妹大好きな兄は大反対。


 いきなし、こんなことを言うたのには理由があった。

 母が、病気で、他界する前に、自分の花嫁姿を見せた

かった・・・・・・。


 兄と相模原君のバスケ対決を経て、


 「お前、自分で蝶つかまえられなかったもんな。俺が

つかまえてやらないと」

 「お兄ちゃん。わたし、もう、自分で蝶ちょつかまえられ

るよ。もう、つかまえたんだ。最高のを」


 母の最後の手術直前。


 ベールをかぶって、結婚するふり・・・

 「お母さん。私、相模原君のお嫁さんになるのよ!」


 そのまま、母は手術室へ。


 ラストは、やっぱし、ラブコメは、こーじゃなきゃね!と、

思うくらい・・・・・・これ以上ないハッピーエンドです^^。


 ”兄”という”壁”を超えたあと、二人に待っていたのは・・・・・・

「待ちなさい。お父さんは、許した覚えはないけどな・・・」

(笑)



「お姫さまと花と蝶」表題作   RMC

   1997年8月12日第1刷発行