著:庄司陽子 週刊少女フレンド
庄司陽子さんといえば、代表作は、「生徒諸君」
でしょうか・・・。その作品を知ったときには、長すぎ
たため、そちらは、読んだことありません^^;。
それにしても、ストレートなタイトルであり、王道
なのやろうけど、直球なテーマですね。
内容は、タイトル通り、思春期の少女が主人公
で、青春模様(といっても、観点は恋愛のみ)を描
いた作品です。が!w、これ、別に思春期の少女で
なく、大人の世界の恋愛模様としても通じる・・・・。
と、いうより、リアルに想いをはせちゃうと、中高生の
世界としては、少し重すぎでしょう!wとか想ったり、
します^^;。それでも、少年少女達の心情の描写とか
が丁寧やし各キャラの情愛もほりさげて描いている
ので「思春期」というテーマで、良かったのかなーとも
・・・・って、支離滅裂なこと言うてますね^^;。
ま、今の少女漫画にありがちな表面的な誰が誰を
好きでとか、ほれたはれたの薄っぺらな作品では、
ありません。
主人公・双葉は15歳の中学生で、実は良家のお嬢
様やったりする。彼女があこがれているのは幼馴染の
誠四郎兄さん(高等部の生徒会長になったとあるんで、
中高一貫の学校なのかな・・)。
そのほかに、やっぱり幼馴染で同じ歳の通君(通君は
誠四郎の弟で、主人公に恋している)と、後輩で、通に
恋している麻美ちゃんがいる。
なんとなく誠四郎兄さんも、自分に好意を寄せている
かも?!と期待できるような事柄があったあと、アモン
という美少年が自分に言い寄ってくる。
そのアモンと誠四郎が主人公をめぐって、いがみあう
のやけど、二人の影に”梨絵”という女性が浮かび上が
る。その梨絵というのは、亡くなっているけど、以前二人
が奪い合った少女であった。そして、主人公は、梨絵に
瓜二つであった。二人とも、自分を愛しているのではな
く、自分にその少女の面影をみているやけやと知る、主
人公。
勿論、麻美子も単なる恋敵の後輩としてではなく、から
んできて・・・・そして、5人の少年少女の愛がからみあい、
ストーリーがすすんでいきます。
ラストも奥深いですね^^;。