ぼくはススキのアレルギーです。近くによるとくしゃみが出ます。
だけど、秋から晩秋にかけてススキが咲いているのを見るとやっぱりいいなぁと思います。
今日、通勤途中にススキが咲いているのを見つけ(前から咲いていたので本当はずいぶん前から見てましたけどねww)写真を撮りました。
そうしたら思い出したことがありました。
9月。中秋の頃、月の写真を撮ろうと思っていました。だけどどうせ撮るならやっぱりススキがあった方がいいな、と思いましたが、実際まだススキには早い時期です。でも、やっぱり一応探しに行こうと夜出かけました。一時間ほど歩きましたが、去年見たところやほかにありそうなところにはまだ咲いていませんでした。あきらめて帰る途中、いつも通勤で通る場所に2、3本のススキがあるのが見えました。だけど、高速道路の土手でそのままでは届きません。どうしようか考えたあげく、やっぱりあった方が絶対いい、と思い、家へ10分ほど歩いて、脚立をもってまた行きました。やっとまだ若いススキを手に入れることができました。
次の日、月の撮影です。満月の前の日で晴れればいい月が出ます。予想通り月が出ましたが、事情があり撮影することができなくなりました。
そのまま、家へ帰り、その日は終わりました。
次の日の夜に撮影の道具を片付けようと荷物をどかしたら、その下からおととい取ってきたススキが出てきました。ぼく自身その存在をすっかり忘れていたのです。
なんかすごく悲しくなってしまって、せっかくこれからもっと咲くはずだったススキに本当に悪いことをした。そんな思いでいっぱいでした。
そんなことを今日思い出したこの場所です。
もうそんなススキもまもなく終わりの時期を迎えます。