+ポートレート展2019を振り返って | みちくさ EXPRESS

みちくさ EXPRESS

ポートレート、鉄道、風景、スナップなどの写真をアップします。拙い作品群ですが、ご覧いただければ幸いです。

皆さま、こんにちは。

 

さほどお久しぶりではございませんが、ブログを更新いたします。

 

昨日、7月16日より始まったプラポ展が終了いたしました。

今回のタイトルは「佐原の風」

今回で出展は3回目となるわけですが、写真展じたいへの出展はそろそろ一桁が終わる感じですか。

果たして自分の写真は進歩しているのか、疑問に思うところは多々ありますが、おかげ様で無事に終わることができました。

 

今回は最近の写真じたいのテーマである「誰かを少しでも幸せにできる写真」を目指して展示も行いました。一口にポートレートと言ってもいろいろなタイプの写真があります。大きく分ければ暗いのと明るいの。表情とかポーズに限っていえば、かわいいのとかかっこいいのとか、セクシーなのとか。いろいろ。

自分はどんなタイプの写真も撮ります。ただし、いやらしいのは除きます。性格的に無理です。その中でどんな写真にしたらよいのか、まず考えてみました。今だから言いますが、モデルは最初から決まっていました。だけどどこで撮るかはなんとなく話しているうちにここがいいんじゃないかな、そこだったらこういう衣装になるよね、とか決まっていったわけです。

 

モデルはあみさんとあんなさん。

 

前回のプラポでもあんなさんの写真はA3サイズで2枚展示しました。その後、写真展「私的写真集選手権」にて、メインモデルに。その写真集を見た人は彼女とぼくの関係性を知ることになるわけです。

そして、何回か前のプラポ交流会で、あんなさんのぼくに関しての爆弾発言。会場がどよめいてしまったのを記憶しています(笑)。もちろん、今でもSNSではそのことについては何も言いません。ぼくはSNSを信じていませんので💦 ←使ってるくせにねw

 

で、とにかく、サプライズその1。予定通りです。ただ、サプライズその2をプラポの展示その日までとっておこうと。何も行動を起こしませんでした。

 

そうですね。これは明かしても問題はないので、ここで明かしちゃいますけど。

 

実はもう一人のモデルのあみさんとあんなさんは双子の姉妹なのですよ。写真って瞬間を止めちゃうからあまり似てないように思いますけど、会場に来たお二人を見て思わず「やっぱり似てる!」というお声をたくさん聞きました。

 

その二人を佐原に連れていって撮った写真。それが今回のものです。SNSではアップしませんと前にツイートしたので、それは守ります。でも、たぶん。会場の写真をモデルさんがそのうちアップすると思いますので、超小さくなら見ることができるでしょうから、残念ながらご来場いただけなかった方も雰囲気をお楽しみください。

 

それで撮影は終了。そして、写真集の作成も終了。肝心の展示作品をどうするか。前回よりも大きなサイズで展示することは決めていました。A2かA1。だけど、ぼくの写真は横位置が多い。で、候補を絞っていくうちにつまり、A1の方がいいだろうと。パネルの作成を依頼したピクトリコさんでデータがそれに耐えうるか確認してもらってA1サイズの展示を決めました。今横に置いてありますけど、やっぱりでかいです!ちゃんと持っていって展示して、そのまま持ち帰れたのでよかったですが、最初はどうしようか・・・とかなり心配でした。無事に搬入できるだろうか。電車内で誰かが突っ込んできたら終わる・・・。とか。

 

たくさんいい写真があって(ぼくにとってはね)どれにしようか本当に迷いに迷いました。きれいなのもあるし、見栄えはこれが絶対いい!というのもあるし。だけどそこでよく考えてみたのです。最初のテーマ。「見た人が少しでも幸せになれる写真」ってどれだろうって。そうしたら、やっぱり双子の姉妹だから笑顔。それも一番いい笑顔。これしかないって。それを見た人が嫌な気持ちになるはずはなく、特に自分が親だったら絶対にそういうのがいいに決まってるし。その結果が今回の作品でした。

 

はっきり言って、これをフォトコンテストに出しても、絶対に選ばれることはないでしょう。ストレートど真ん中。ど真ん中過ぎる。今までも自分の経験からもストレートすぎる写真がフォトコンテストで選ばれたことはないですし、現状見てもそのような作品は見当たりません。だけど、これはコンテストじゃない。自分が考えたテーマに従って、一番見せたいものを見せればいい。そう思いました。

 

展示の場所もよかったですし、A1という大きさもよかったと思います。皆さん、足を止めて見てくださいました。ノートにも感想をたくさんいただけました。近くに立ちながら作品を見た人の表情を見ていると複数で来た方々はみなさん、微笑んでいらっしゃる。なんかとても満たされた気持ちでした。見た人たちを少しでも幸せにすることができたと実感しました。

 

これはぼくの写真の技術がどうのこうのではなく、そこに写っている二人がそういう表情だったからに他なりません。この二人をモデルに選んで本当によかった。そして、この二人と知り合えて本当によかった。そう思いました。見てもらえるかどうかわからないけど、ここでもお二人にお礼を言いたい。

 

「ありがとう」

 

土曜日の夕方にあみさんとあんなさん、そしてお二人のお母さまが見にいらっしゃいました。お母さまも喜んでくださり、よかったです。

 

 

ぼくの願いであった双子コーデでの写真。一生の思い出と言ったら言い過ぎかな。

 

で、実は、宣伝モード入ってしまうのですが、今年も写真展「私的写真集選手権」に出展します。場所は同じ渋谷のルデコ。

その内容は実は、今回の「佐原の風」の前の段階のものです。スターウォーズ風に言わせてもらえば「エピソード」(笑) 今回の展示をご覧いただけた方はそういう観点で楽しめると思います。

 

 

 

来年はプラポの形が変わるとのこと。どういう風になるのかぼくのような者には見当もつきませんが、あればまた出します。

 

今回またお誘いいただいた運営の方々。ご一緒した展示者の方々。お忙しいところ見に来てくださった方々。モデルになってくれたあみさんとあんなさん。皆様に感謝。どうもありがとうございました。今後とも至らぬ者ではございますがどうぞよろしくお願いいたします。

 

もう少しプラポの感動を引きづっていたいのでアザーカットや写真集の中の写真はアップしていきたいと思います。もうしばらくお付き合いくださいませ。