翌朝義母は我が家に姿を見せなかった。
そして、私は不愉快な気持ちのまま仕事に行った。
仕事中もそのことばかり考えていた。

私が家に帰ったら謝ってくるだろうか?
それともヘソを曲げたままだろうか?
それならそれで義母との超近距離生活も終わりを告げることになるのでいいかもしれない。
でも、親戚中に私が鬼嫁だと言いふらされるのは不本意。

そして、病児に預けている息子をピックアップして帰宅。

すると、旦那の後ろに義母の姿。
「あ、コレ反省してるパターンだな」と心で思う。

だけど、こっちはそうやすやすと普通に接することはできない。

義母を無視して、息子の世話をする私。

すると義母が

「blackさん」と声をかけて来た。

無視する私。
しつこく声をかけてくる義母。
私は息子の食事の準備を準備しながら答えた。
「何でしょうか?」

「昨日は本当にごめんなさい。私、何であんなことを言ってしまったのか。」
としおらしく謝って来た。
だが、もちろん私は許せるわけもない。

「申し訳ないですけど、謝られたからって、はい、そうですかと許せるほど私は大人じゃないです。」

「そうよね。それなら仕方ないわね。」

なんだその返答?お前自分が悪いことしてなんだその上から目線。「開き直られても困るんですけど?」というと「開き直ってない!」と。

「お義母さんの私に対する気持ちがわかりました。鍵を閉めただけで、閉め出されたと思うほど、私がそういう人間だと思ってたんですよね?」
「すごい剣幕で怒って、息子が泣き出したのにそれも無視して自分の言いたいことだけ言って出て行くなんて」
「昨日は息子の熱が続いてて、病児保育には3日しか預かってもらえないから、もし熱が続いたらどうしようとか、旦那が内定が決まったと言うから色々相談しないととか、考えることがたくさんあったのに、息子の熱よりも旦那の内定よりも大事なことだったんですか?もう少し大人になってください!」

などなど言った。
義母は「昨日の私はどうかしていた」「私が悪かった」と言いながら自分がどうしてあんな風な態度をとったのか言い訳をつらつら始めた。

要は「お金がないから自分が私たちの重荷になっているのではないかという不安が募った」ということであった。

いやいや、仮に重荷になっていると本気で思ってたら、その対象の私たちに向かってあんな態度取らないでしょう。後付けもいいところ。

そして私は
「とりあえず今回お義母さんが謝ってくれたらこの気持ちを落ち着かせようと思っていました。でも、時間はかかりますし、完全には消えないと思います。」

義母は「本当にごめんなさい。でも、どうしても無理だったら言って」と言った。

私が「無理です」と言わないのを分かった上での発言だと思われるが、とりあえず「はい」とだけ言って終わった。