わかっているのにわかってないように見える問題 | 四柱推命鑑定士オツベルの日常~占い師の日記~

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どんな人が占い師になるんだろう?と思っていた私が四柱推命の鑑定士に!!人間関係・親子関係・夫婦関係・自己分析・恋愛・仕事についての鑑定と子育てのこと、夫のこと、本業の介護やニワトリのことなど日々のあれこれを綴っています♪

ねずみ夫さんとねずみ夫さんの義妹ハムスターさんがねずみさんに会いに来た。

ハムスターさんとねずみさんは大変仲が良かったそうだ。

 

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ねずみさん、入所から一カ月半、なんとかお薬も調整でき、施設での共同生活がどうにかできる状態になってきたところ。

我々は四六時中一緒にいていろんな状態のねずみさんを見ているし、これでもプロなのでなんとなくねずみさんが感じていること、伝えたいことは汲みとれるようになっている。

 

ねずみさんは言葉や状況を理解する能力はかなり残っている。一方で言葉で自分の感じていることを伝える能力は弱っている。

認知症のせいで言葉で「嫌だ」「辛い」が伝えられないから表現方法が暴力になる。そこを抑えるために薬を服用しているのでなおさら感じていることが表に出てきにくい。

 

つまり、何が言いたいのか。

 

ねずみさんは言われていることや状況をよく理解しているのに理解できていないように見えるのだ。


わかっているのに、わかってないように見えてしまう。


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ねずみ夫さんとハムスターさんに会うために出てきたねずみさんを見て2人は口々に

ハムスター「分かる?ハムスターよ!よく一緒におしゃべりしてたハムスター!」

ねずみ夫「かぁさん、ハムスターさんよ!会いに来てくれたで!ハムスターさん!!わかる??」


ねずみさんは小さな声でボソッと

「わかるよ。」


その大切な一言が小さすぎて聞こえなかったのか、2人は、なおも帽子を脱いでみたり顔を近づけてみたりしながら「分かる?」を連呼していた。


見兼ねて

「ちゃんとわかってますよ!大丈夫です!!」

と口を出してしまったショボーン


すると今度はねずみ夫さんとハムスターさんは

ねずみ夫「これ、薬合ってますか?目とかドヨーンってなってますよ。家に居たころはもっと目がキラキラしてたのに、、、」

ハムスター「そうねぇ、なんか表情も暗い感じがするね、、、」


などと言いながらねずみさんの手を握ろうとした。


そのとき、、、ねずみさんは伸ばしてきた2人の手をパチーンと叩き飛ばしてしまったもやもやもやもやもやもや


そして、すっくと立ち上がり小さな声で


「ーーーー」


と言って室内に戻ってしまった。


ねずみ夫「やっぱりまだ、ああやって暴力が出るんですかねショボーン


ハムスター「帰っちゃう直前に何か言いましたよね?なんて言ったかわかりましたか?」



ねずみさんは


「そんなに言うなら、もう帰る」


とおっしゃったのだ。


ねずみ夫さんが言った言葉、ハムスターさんが言った言葉

どちらも見た通り、感じた通りのことをそのまま言ってしまっただけ。


でも、普通の生活の中でだったら絶対に本人を目の前にしてその言葉は出さないのではないだろうか。


「わかってない」みたいに見えてしまうから。

それは仕方ないことなのかもしれないけれど、、、


大好きな、そして信頼している旦那さんとハムスターさんからその言葉をかけられてしまったねずみさんは、、、きっととても悲しかったんだと思う。


ねずみさんが室内に戻った後、お二人にそのことを説明させてもらった。



しょんぼりして、出直してきますという2人。


ふっと見ると、2人が見える窓のところにねずみさんが立ってこちらを見ている。


オツベル「ねずみさん、おとうさんとハムスターさん、今日はもう帰るんだって。またねずみさんに会いに来たいって。

おとうさんはねずみさんが家に居なくて寂しいって言ってるし。また会いに来てもらってもいい??」


ねずみ「、、、会いに来たけりゃ来ればいい。」



オツベル「また会いに来てねっておっしゃってますよ〜デレデレ


ねずみさんは2人に手を振って室内に戻っていった。



わかっているのにわかってないように見えるっていうのは本当に辛い話だ。