男は、古いキャデラックに乗せられて、ロサンゼルス空港からニューポートのレストランに向かっていた。
久しぶりに西海岸の空気と太陽を感じていた。

そのレストランはニューポートの丘を越えた辺りで、海に面した場所にあって、男は以前に一度来たことがある。

そのレストランに入って行くと、ウエイトレスが男を、海の見える窓際の席に案内した。

それから、食事を注文すると、携帯電話で誰かと連絡を取り、食事が来るとすぐに平らげた。

それから、男は、立ち上がってテラスから海岸に出て行くと、タバコを出して吸った。

席に戻ると、でかい、プロレスラーのような大男が、男のテーブルに座っていた。男は握手すると、他に聞こえないくらい小さな声で話しをすると、すぐに大男と一緒に出て行った。

男は大男の大きなトラックに乗ると、トラックはハイウェイを砂漠へと向かって走って行った。

2時間後、米軍基地の後ろ側のフェンスの入り口から男の乗った車はもうスピードで基地へと入って行くと、更に地下の入り口からもうスピードで中へと入って行った。

10分くらいで、地下基地の駐車場に車が止まり、男は、いくつかの扉を通ると野球場のような場所に連れて来られた。そこには大きな葉巻型の円盤が横たわっていた。

すると円盤の中から、小さな宇宙人がたくさん出て来て、男はすぐに中に連れて行かれた。

男は、椅子に座らされると、とたんに気を失いった。
気が付くと、男は個室にいて、丸窓から外を見ると遥か彼方に青い地球が見えた。