男は列車に乗っていた。誰かに見張られている。男は、次の乗り換え駅で降りると全速力でエスカレーターを駆け上がると反対側のプラットホームから発車直前の列車に飛び乗った。

男はしばらく様子を伺っていたが、携帯電話を取り出すと何処かに連絡を送った。

男は、次の駅で降りると、また最速で階段を登り、駅を出ると更にロータリーを横切ると大きなデパートの地下駐車場に向かった。

男が駐車場に入るとすぐに黒塗りのキャデラックがやって来て男を乗せるとタイヤを鳴らして出て行った。
 
3日後、原子力空母はハワイ沖をゆっくりと航行していた。男は船長室でタバコを吸いながら、パソコンのデータを見ていた。

真夜中、男はパイロットスーツを着て空母からF15で飛び立って行った。しばらくすると、高度一万フィート上空暗闇の中を飛行するとF15の回りを光る円盤が3機並走していた。

男は円盤に合図すると、脱出レバーを引いて外に飛び出した。左手にいた円盤が瞬時に男を光で捉えると、男は円盤の中に転送されていた。

男が脱出したF15は遥か下の海に突っ込んで大破していた。