桜が降るころ


私は


貴方と


出会う。



冷たい雨が降っているのに傘もささずに歩く私に


桜のような色の傘を差し出した貴方。


私、この色嫌いなのです。


僕も嫌いなんだ。


じゃあこの傘、埋めておきましょうか。


それはいい考えだね。


もしかしたら桜が生えてくるかもしれませんわ。


それは素敵だね。


私の体は雨で冷たくなっていたけれどなんだかうれしくて仕方なかった。


もう貴方とはめぐり会うことはないでしょう。


そうだね。


じゃあまた来世で。


素敵だね。