その人は、オレからはどんどん遠くへ行ってしまっている


悲しい夜が訪れるたび苦しみに耐えながら、前へ  前へと


一つ乗り越えると、その度に輝きを増し


その輝きは雪よりも白く白光している


それに比べ進歩のない自分がここで躊躇してる


空はどこまでも一緒でつながっているのに


もう、そっちとこっちでは住む世界が違うのかな


いつか、互いの夢を語り合えた日々が


オレにはぼやけていて見えて


ふっと吹けば今でも消えて失くなりそうなぐらい薄く小さくなっている


その人はね


オレよりもどんどんどんどん、つよくなっている



もう手の届かないとこへ行ってしまったんだと気づいたときかな


初めて


寂しいってこんな感じなんだなと、帰り道


ひとりで泣いた

好きなだけ夢を見ていたいから眠り続けた


そこではどんなに高くてもどんなに深くても


たどりつく事ができる


そして そこよりももっと高く、もっと深くへと


また夢を見ていられる



本当はそこには何もないと気づいている


それでも目が覚めたときの寂寥感を感じたくなくて


眠り続ける



もうそろそろ 目覚めなくちゃいけないのに


でも目覚めた時のこの世界は


この世界も 本当は何もないんだけどね

自分の気持ちに嘘を覆わせて


孤独でありたいと願っていても


絶えられないって事、分かっている


時が流れても、揺らぐことのない夢への憧れは


日に日に強くなっていき抑えることができず


溢れ出るばかり


ああ、どうしてこんなに苦しい


もっと楽に生きられる道は他にもあっただろうに


それでも、なぜオレは・・・



この世に生れ落ち、環境に感情を染色されながら生きてきた


いや、生かされてきた


オレはこの恩を返すことができるのか


夢が夢で終わるときはいつくる


本当はもう通り過ぎているのか


だったらもっと地に足付け、生きていかなくては・・・


でもなぜかそうすることでなぜか胸が苦しくなり


悔恨の思いにかりたたれる


夢に必死に生きている人を見ると


なぜあんなにもきれいなんだろう


なぜあんなにも胸を打たれるのだろう

変わっていく街 人 心


何処へ行く


孤独に覆われた心は途方に暮れるだけ


自分の意思で生きてきた


戸惑い 悩み 嘆いて

 

朽ちて朽ち果ててはいるけれど


それでも生きてきた この道を


光が照らない暗い道でも歩いてきたのは


いつかは通らなければならない道だと、そう思ったから


もうじき楽になる


すべてから開放されるから


そのときが来たら


強くなるなんて事はもう吐き捨てられるかな

失うものは何もない


そう生きていけたらどんなに楽だろう


目に悲しさが映らなくてすむ


そしたら流す涙の意味もなくなるのに


どこから


どこへ


どこまで


道は続いているのか


教えてくれる人もなく


ただ途方にくれる


ただそれだけ



───最近飲むコーヒーはあまりうまくない


見えないものは信じられない


人はどうして同じ過ちを繰り返すのだろうね


きっと目の前に普通にあるものが当たり前すぎて


それが幸せだという事に気づかない


もう触れることができなくなって


ようやく気づく


愚かでとても悲しいことだと


ああ、本当は信じてたなんて


今ではもうどうでもいい


ただ、残りわずかなときを


オレは、君を感じていたかった

オレは今どこにいるのだろう


一生のどれくらい経ったのだろう


見えもしない未来にただ迷い


嘆いている


どこからかかすかに聞こえてくるメロディ


この憂いを帯びた切なく悲しい音は


どこか懐かしく


胸に冷たく突き刺さってくる


ああ、どこかで救いの手を求めているのかもしれない


生きている限り、季節は何度でも繰り返し巡り続け


そして、今年もまた8月に・・・


あれからもう4年の月日が経ったが、まだ傷が癒えきらないようで


あの日からまだ自分を許すことができない


果たすことのできなかった約束


もう、過去のこと


なんて、分かってはいるのに


分かってはいるのに、オレはまだ・・・



ねえ、こんなオレをお前はどう思っているだろうか


過去のことを未だにふっきれないオレを情けない男と思ってるかい?


もっと強くなるから、


そっちでもう少しを見といてよ


悲しみや絶望を背負って生きているのは自分だけじゃないのだと


気づくのにすごく時間がかかってしまったようで


誰もが暗い部分を身に着け生きている


浮世に映し出された人々の暗い部分、過去 悲しみ 絶望


そのどれもが重くて、悲しさに満ちていた


それでも一つだけ確かなこと


それはもう一人の自分自身であるということ


夢を抱いて、さらに上を目指して


夢に敗れて、堕ちるとこまで堕ちようとも


それでも自分自身であるということ、それ以上でも以下でもなく


だからもっと愛せよ


もっと愛していいのだと、伝えたい


自分をもっと、もっと愛してください


そしたらはじめて見る自分の姿があるから


どう、自分は思っているより頑張ってるだろ?



書き残さなかった物語は永遠に過去の闇に閉ざされ


誰にも知られずに埋もれていく戦う者の記憶


表の世界に出なかった殊勲者は影に埋もれ


それでも主のために命を惜しまないで戦い続けた


命を懸けてまで守る価値があるのか


それとも何かの由縁か


戦場に赴く戦士に誰か一人でも敬意を表する者はいただろうか



戦場でついに命を落とした戦士


冷えきった戦士に手向け歌を詠んだ者は誰一人といなかった


それでも主を守ると笑いながら言っていた



彼は守るために戦った


オレは、何のために戦えばいい