※あくまで妄想なので、現実との違和感はご容赦ください。またBLなので苦手な方はお控えください。



『あ~俺もあいつみたいにダンス上手くなりたいな…。』


俺は河合郁人三十一歳。
ジャニーズ大好きジャニーズ。
A.B.C-Zという五人グループに所属していて、メンバーカラーは紫色を担当している。

足が短いとか、笑い方超音波とか、ジャニーさんに顔の下半身ブサイクとか、可愛くない河合くんとか言われてるけど。全然気にしない。むしろ美味しいと考えている。

こんなもの自虐のソロ曲にしてファンの人に楽しんでもらえばいい。
そんな男である。

そんな前向きな俺だが、一つだけ悩みがある。
それは…。
あっいたいた、あそこにいるあいつのことだ。

「おはよう。」
「おう、おはよう。」
奴は楽屋で携帯ゲームに夢中だ。
「またゲームしてんのかよ。」
「集中してるから喋りかけんな。」
彼。
五関晃一は俺が所属しているA.B.C-Zの最年長三十三歳。メンバーカラーは青色を担当している。今やA.B.C-Zの振り付けはもちろんのこと、他のグループの振り付けなども担当している。

「ハイハイ。朝からゲームですね。」
「…。」
無視かよ。
別に仲が悪い訳では無い。
むしろ仲が良すぎるくらいだ。
下積みからずっと一緒にいるからこんなの慣れている。
そんな所も愛くるしいのだ。