東京ドーム劇場、ビール銘柄、それとも?? | Music and others

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ライヴを観に行く以外で、こちら東京ドームに来たのは多分20年振りくらいの事でしょうか?! とある日の巨人主催の試合です。
 
巨人阪神(190515)00
 
 
シーズン・シートを購入している知人の好意で、阪神タイガース・ファンの妻に付き合ってやって来ました。 私自身、巨人ファンはもう?十年前に辞めてしまったので、勝敗の結果はどうでも良かったのです。
 
数年前から、我が家では息子を中心にしてプロ野球ブームが来ております。 私は愛媛県出身ですので、藤田元司氏を筆頭に多くのプロ野球選手を輩出している野球のメッカです。 内野手の河埜兄弟、カミソリシュートの西本聖投手、年配の方でないとピンと来ないでしょうが。
 
一塁側の内野2階スタンドD列でしたが、シートの周囲にはもう何年も通っている風体のオジさん達が陣取っていました。最初にシートを間違えていたのですが、丁寧に解説、説明してもらい、正しいシートに移動し できました。(感謝)
 
 
巨人阪神(190515)02
 
 
もっとも興味深く、試合よりも楽しめた出来事がありました。 それは、場内に多数いる売り子の若い女性達と、シーズン・シートに座るおじさん達のと交流?(駆け引き?!)でした。 
 
SKY3と呼ばれるシーズン・シートですが、1席で375,000円もするので個人で購入するのはよほど好きでないと・・・・・。
 
さて、ビールは一杯800円(税込み)ですが、同じ売り子の女性から21時までの3時間で6杯お買い上げしている方がすぐ隣の席にいました。  真横に座っていたので、会話が自然と聞こえて来ました。
 
主催ゲームの時にはほぼ毎回来ている様で、売り子と直接会話のできる一番端のシートを敢えて購入しているようですね。
 
選手の応援歌にフリ、全てマスターしており、身につけているグッズも、腕時計、スニーカー、そして、ユニフォームに至るまで完璧なジャイアンツ・スタイルですね。
 
 
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売り子の中に小顔でメイクも薄く可愛い系の子がいましたが、メーカーはキリンでした。
オジさんの漏れ聞こえる話からすると、今日はビールの一番搾りの担当ですが、昨日はチューハイだったそうです。(笑)
 
観察した結果、絶妙のタイミングで女の子を呼び止めて、会話を交わしながら、配布されたグッズの選手名ワッペン付きのタオルをプレゼントしたりしています。 ストーカーのようなパーソナルな領域に踏み込む事なく、連絡先を差し出したり、電話番号などをしつこく訊くといったことはしないのですネ、当たり前ですが。
 
これはと思った売り子には自分自身をきちんと認知してもらい、足長おじさんの如く、5、6杯のビールを気前良く購入する。
 
さて、販売終了時刻の21時直前には、大盤振る舞いで一気に3杯をお買い上げです。 売り子からすれば、少なくないであろう売上げを確実に稼げるわけであり、いいお客様をキープすることは歩合制のアルバイトにとっては必須でしょうね。
 
あの急勾配の階段通路の昇り降りを1日に何度となく往復すれば体力的にはキツく、足腰への疲労感は半端ないでしょうねー。見た目以上にキツい仕事だし、掻く汗の量も化粧が崩れるくらいの子もいるわけだし・・・・・。 髪飾り、名札、身につけたタオル、個性を出す為の工夫、ここにも生存競争はあるんですね! 飲料メーカー毎に30名くらいの売り子嬢がいるそうですが、倍率は50倍前後と狭き門のようですね。
 
 
ソフト・ドリンク、コーラ、ビール、チュウハイ、ハイボール、梅酒、日本酒、アイスクリームと販売しているビバレッジは多様です。 何でも、初心者はビール販売にはなかなか回されないとのことで、ある程度のノウハウがないと無理らしいです。 私も1杯だけ買い求めましたが、注ぎ方は難しそうだし、泡の調節に結構手間と時間がかかるんですね!
 
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そして、観客席の中から、アイコンタクト、もしくは、動作で、購入の意思があるお客様を瞬時に見分ける判断能力は素晴らしいですねー。
 
10リットルものビールが入った重いタンクを背負い、バックヤードと持ち場の観客席を何往復もするのは並大抵の体力では無理だと思います。 優秀な売り子だと1日で300杯も売るそうですからネ!!!
 
 
ビールはブランドに関係なく一律800円、チューハイでも550円ですから安くはありません。
 
売り子の女の子とのコミュニケーションが目的でない方は、ドーム内にある売店まで移動してドリンクと共にフードを購入するのでしょうか?  勿論、コスパ的には同じ料金ですから、アルコール飲料以外を求める方やドームグルメ(ホットドッグ、選手の名前が付いた弁当)を楽しむ方なのでしょうか??
 
 
 
それにしても、試合の内容とは全く関係のない”貴重”な体験を間近でさせてもらい、違う次元?のゲームが存在していること知りました。 昨今の”会いに行けるアイドル”ブームのAKB48とか乃木坂48、何でアンナに盛り上がっているのかが、少しだけ判った気がしました。
 
 
さて、ゲームの方ですが、東京ドームと云うのは音響的にはやはり辛いハコですね。 例えば、選手個々の登場曲が流れるのですが、ドンシャリな薄っぺらな音で反響して余り心に響いてきません。 選曲も今の音楽マーケットを反映して邦楽一辺倒な感じで、ベタな選曲ですから。
 
当日の選手の中で意外だったのはただ一人、 台湾出身の陽 岱鋼(ヤン・ダイガン)の”Numb/Encore”でした。 2004年リリースの超有名曲であり、Linkin Park feat. Jay-Zと云う凄いコラボレーションのヒット曲ですから。
 
□ ” Numb/Encoreby Linkin Park feat. Jay-Z.

 

 

 

 

 
 
 
因みに今年の読売ジャイアンツの選手登場曲ってこんな感じになっています。(↓↑
 
 
 
試合は13-8でジャイアンツの惨敗でした(ファンでないと公言していますが、帰りの電車での気分は最悪でした。)。 行かなければ良かったと後悔しきりでした。
 
 
巨人阪神(190515)20
 
 
いい気分転換にはなりました。 でも、プロ野球の観客席の料金って何であんなに高いんでしょうかね??
今日は、テデスキ・トラックス・バンドの東京公演2日目に行ってきます。 場所は、東京ドームシティホールです!