Long Distance Love - 遠距離恋愛 | Music and others

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このタイトルから連想する曲、そして演奏しているアーティスト、おそらくは年代によって大きく変わると思います。 決して、ラウドネスの同名異曲ではありません。

私は、50歳になり、学生時代にはバンド活動をしていたので、70年代よく聴いていたサウンドを即座に思い浮かべます。 ローウェル・ジョージの独特なヴォーカルとスライドギター、正に "One And Only"なバンドであった、リトル・フィート(Little Feat)の5作目のアルバム『The Last Record Album』に収められた曲です。
リリースは1976年になります。

それから3年後には34歳で生涯を終えてしまうローウェル・ジョージですが、この曲が個人的には最も印象に残っています。 私自身の個人的な感傷に繋がるからです。




ただ、歌詞はそれほど言葉を選んで書いたとは思えない気がします。 同時期に西海岸で交流のあった、ジャクソン・ブラウン(Jackson Browne) のような一語一句に神経を行き届かせた歌詞とは違うように見えます。

"Long Distance Love" Composed and Lyrics by Lowell George

Ah, hello...Give me missing persons, they said
What is it that you need?
I said oh, I need her so...She said you've
Got to stop your pleading

'Cause no matter what you do,
Even pray to heaven above, ooh
All you'll ever get from her is
Long distance love

I read the papers
And I got the blues
I'm so sad to hear the news
Help wanted, but not enough
You know these times are gettin' rough

'cause no matter what Ido
Even pray to heaven above
All I ever get from her is long distance love
Woo-oh-ah-ha

You know her toes were so pretty
And her life so sweet
I wonder do she know
Do she she know she hurt me so

'cause no matter what I do
I even pray to heaven above
All I seem to get from her is
Long distance love
Long distance love


これは、”ラブ・アフェアー”な関係?にあったのかどうかは不明ですが、恋多き女であったリンダ・ロンシュタットがペディキュアを塗っているシーンにインスパイヤーされて出来上がった曲だと言われています。
真偽については定かではありませんが.............。


Last Record Album/Little Feat

¥1,348
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***** Track List *****

1. Romance Dance
2. All That You Dream
3. Long Distance Love
4. Day Or Night
5. One Love Stand
6. Down Below The Borderline
7. Somebody's Leavin'
8. Mercenary Territory
9. 'Bonus Announcement'
10. Don't Bogart That Joint
11. A Apolitical Blues

本人以外にも、この曲を多くのミュージシャン、と云うか、交流のあった友人達がカバーしています。 彼の死後という事では、追悼の意味合いもあるのかもしれません。 日本企画の追悼アルバムでは、桑田佳祐が堂々と歌っていました。 
私が大好きなのは、奇しくも97年に故人となってしまったニコレッタ・ラーソン(Nicolette Larson)の3作目、”Radioland”の最後、9曲目に収められています。 とても敬意を払った雰囲気が漂う沁み沁みとするバージョンだと思います。
彼女のライブは、1980年5月31日に中野サンプラザで観ました。 別の機会にその当時のパンフレットとかを取り上げたいと思います。 バックメンバーには、リトル・フィート(Little Feat)の二人、ギターのポール・バレル(Paul Barere)にベースのケニー・グラッドニー(Kenny Gradney) が参加していました。古びたパンフレットを引っ張りだして確認しました。


Long Distance Love /Nicolette Larson

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さて、この曲を未だに口ずさんだり、良く聴くのにはそれなりに理由があります。 
今から、25年も前の感傷に浸ることがあるからです。 バンドをやっていた時に知り合った彼女(名前はMさんでした汗)と、実際に遠距離恋愛をおよそ3年間続けた経験があるからです。

男は幾つになってもロマンティストであり、過去を振り返り、そして美化??し続ける、そうその通りです。 学生時代は、神戸と海を挟んで徳島市、就職してからは大阪と東京、そんな状況を映して、この曲をウォークマンで聴いていたと思います。

今思うのは、携帯電話、メール、そして、TV電話が普通に使える事が出来ていたら、きっと違う人生になっていたんだろうなぁとバカな妄想をしてしまうことです。
この3月には、出張で神戸方面に滞在する機会があったので、余計に想い出が甦ったこともあります。