まだまだ暑い中のお盆休み、帰省や
交通機関の混雑が続いているようです。
きょうは、たまたまの一日だけのお休み。
街は人出も車の流れも少なく、いつもと違う光景。
朝、早めに目が覚めて、ここを見たらちょうど同じ
時間に訪問の「ピンポン」が押されていました。
こんな早朝の時刻に見るのも、何か感じることが
あったのかもと、ただの偶然を喜んでいました。
実家での法事は数年来、お盆を外して週末に
人が集まります。「平日」のほうが何かと不便で
ないからというのが、ひとつの理由。
内輪の法事ですから、おえらいさんたちは、
お盆期間に「行かないとならない集まり」も
多々あるだろうというのも理由です。
この時期、郊外の庭にはハチやトンボたちが
姿を見せます。
祖母や親には「殺生はなりません」とよく
言われてきました。たとえそれがクモでも。
そっとしておいて、命あるままに……という
考えや、ご先祖様が姿を変えて現れたという
思いや教えもあるようです。
あの世界は見たことがないけれど……、
今をしっかり生きて、生活しようという考えを
もちたいと改めて思います。
強い日差しと暑さの中にいると汗がにじみ、
霧を吹いたように肌を濡らす。じきに朝露の
雫が首から、背中を落ちていくのを感じる。
暑くてたまらない。髪も汗で湿り汗の雫が
顔を首元を洗う。生きてるって感じる時間。
生命の躍動？ 陽光を横目に実感するこの
感覚、たまらなく愛おしく思えます。
暑い夏、静かな時間は命を考える機会を
与えてくれる機会なのかもしれない。
汗、ながさなくちゃ……