12月31日24時が過ぎた頃、彼は多くの人と同じように新年を迎えた。
私と旧友は顔を合わし「あけましておめでとう」と深々と顔を下げ「いざ、ゆかん稲荷の総本山に!!」
JR京都駅で2011年を迎えた彼ら2人は、旧友 N氏のスマートフォンに導かれを京都を南東へと向かった。ほんとうは電車を乗り向かう場所である「伏見稲荷大社」であるが私は「これは苦行であり、達成すれば今後の辛いことにも耐えうるであろう」と変にN氏を説得した結果、徒歩にて向かうことになった。
彼は油断をしていたのである、去年は異常気象が多発し その異常がまだ続いていることも・・・。
歩き出す前から思っていたが、京都は2010年最後の年から雪が降り金閣寺を立派にひきたてるほどであった。それは1月1日も同じであった。
「なんで、こんななか歩いている?」
「これは苦行なんだよ。諦めたら負けだ!」
寒さに弱い私はジョージアのカフェオレを空けずにカイロ変わりポケットにつっこんでいた。
歩きだけでも地味に長くしんどい距離だが、さらに雪も降り寒さも半端なものではない!!
誰だ歩こうと言った愚か者は、そんなど阿呆は!!
くだらないやり取りをしながら、やっと伏見稲荷大社に到着。
もう1時半ぐらいになっていたがもう屋台や人がうじゃうじゃとひしめきあい盛り上がっていた。甘い匂いやこおばしい匂いを漂わしていたがまずは初詣だ。初詣のできないやつは新年早々出遅れると思い込むほどの阿呆だということを心にとどめてほしい。
さっそく、お参りをするために本殿の列に並び、こんなにも人が居ると賽銭すごいんだろうな。と横でつぶやくN氏を横目に、稲荷大社の紳氏である狐の石造を熱心にみつめてたことは内緒である。
お参りを終え、これからどうするのかと話を切り出されたがここにきたのには、別に行きたい理由があったからである。
伏見稲荷といえば千本鳥居だ!!そうこれが目的であり、最後の難関である。
朝日を拝む前にふらりとよって行きたい。などといえば、N氏も喜んでついてくるであろう。
彼も京都が好きであり、私も京都が好きなんだから。
けれどそんな甘いものでもない。稲荷神社の総本宮であることであり、稲荷山全体を神域としていたからだ。
私達は千本鳥居の寒く辛い旅路に出たのである。運動をまともにしていない2人にとってはとても辛い苦行となったそうだ。ほとんど覚えていないため、まったくかけない。
いや、辛かった。山を登るのがあそこまでしんどいとは、途中で食べてきつねそばのおいしさは忘れられない。そしてその店のTVでやっていたいきものがかりも忘れない。
くたくたになりながらもお参りもしたのでなんとなく達成感にしたりながらも本殿に戻り、しめくくりとしておみくじを引いたのだが
「吉凶相交末吉」結果的に末吉でよいのかこれは?いや、もしかしたらおかしくないのかこれは?ごぶごぶ的な。
またしても横ではN氏が「そっちのほうがおもしろくて良い」といって大吉を見せびらかしている。
「けど、書いてることはこっちのほうがいい。」と勝てない意地を張り倒した。
まだ4時ではあるが、もうこちらはくたくたである。朝日はなかなか顔を出す気もないので、次は阪急河原町まで歩いて帰ることに。ついた頃には、1ヶ月分はこの数時間で歩いたであろう疲労感を携えて、阪急電車の椅子にもたれかかった。そして乗り換え、電車内で初日のでを迎えた。
・・・そうだ去年もそうだった。家族といった下賀茂神社で初詣をし、初日の出を阪急電車で迎えるとは。
毎年こんなものだ。
そして今年もなにげない1年が始まることを少し楽しみにしている自分が可愛らしくも思えた。
最後に一つ言っておく、2011年の抱負は
「できることをする!無理なことは無理!」
こんなものが抱負でいいのかはわからないのが今年からよろしくお願いします。
そしてあけましたおめでとう。
そして私は寝ることにする。