間取りも決まり、内装と外観の打ち合わせも終わり、あとは土地の決済と地質調査の結果を待つばかりと思っていたある日、間取りとにらめっこしていた夫が言いました。

「土間も屋根裏収納もなくていいから、太陽光をたくさん載せたい」

どうした急に。

土間は夫の憧れの存在で、家を建てるなら自転車の手入れができるくらいの土間が欲しいとずっと言っていたし、ハウスメーカーの見積もりも土間ありきでお願いしてました。
あと夫が一人で自転車3台所有していて、そのうちの2台は家の中で大事に保管したいという理由もあったのですが、それを要らないと言うのです。

そんなことよりも、太陽光パネルをできる限りたくさん載せたいとのこと。

確かに今の形だと、屋根の南側の面積が狭くて、たくさん載せたくても北側に載せることになり、発電の効率が悪いのです。

下の図で言うと、左が南、右が北です。
北側斜線制限を避けるためにこんな屋根になってるので、南側の屋根を広くすることはできないんですよね。
だから太陽光パネルを南側にたくさんつけるとしたら、間取りを一から見直さないといけない

私は土間はあってもなくてもいいし、屋根裏収納もまああったらいいなくらいで考えてたし、はしご方式だと使わなくなるだろうなという予感があったので、特に異論はありませんでした。

というか、私も間取りに関して不満や不安が色々ありまして。
1階はこんな感じだったんですが、

問題点として、
・お風呂が道路に面している(右が道路)
・給湯器からお風呂が遠いので、お湯が出るまでに時間がかかりそう(給湯器は家の左側に設置)
・玄関ホールがすごく小さい
・トイレがリビングの中(離れてるっちゃ離れてるけど、音が気になりそう)
・リビング階段の冷房・暖房問題(ドアをつけるかどうか的な)
みたいなのがありました。

他、2階の北側の部屋の天井が、北側斜線制限の影響で低くなるのも気になってました。

で、私なりに色々考え、いっそ北側を駐車場にして、家は全体的に正方形に近い形にして南に寄せればいいのでは?という結論になりました。

それがこれ。

<Before>

<After>

これなら割とコンパクトにまとまりそうだし、見た目にも縦長マンション感を無くせるかなと。

で、その話を営業さんにお伝えしたところ、快く間取りの変更に応じてくれました。ありがたや。

ちなみに給湯器からお風呂が遠くてお湯が出るのに時間がかかる問題は、営業さんと設計士さんは「そんな話初めて聞いた」みたいな反応でした。でもうちの実家(岩手)では「あるある」みたいな反応だったので、ただの北国あるあるだったのかも。あったかいとこではあんまり問題ないのかな。

そんなわけで間取りの変更をお願いしたのですが、その後新たな問題が発生…!!
それについてはまた次回!