おはようございます。

今日も良いお天気の釧路市。

ここ数日は連日の青空ですね♪



昨日は仕事帰りに釧路町にある「味の時計台」で晩ごはんを済ませました。

さすがに朝の9時から夜の8時まで、11時間もの立ち仕事は足腰にきます。

家に帰ってからではもうクタクタで、晩ごはんを作る気力もありません。

生きるって…

こんなにも大変なことなんです(笑)






さて、

「味の時計台」はワタクシが自転車で北海道一周をした36年前にはもうあったお店です。

その当時のガイドブックによると、ラーメン丼の一面を覆い隠すほどデカい一枚モノのチャーシューが載っかったチャーシュー麺が当時のイチオシメニューでした。

一般的な味噌ラーメンが500円の時代に、そのチャーシュー麺はなんと980円。

随分とぼったくった値段だこと…という印象で、あれから36年が経過しましたが、全国チェーン店になった今でも一度も行かず終いでした。






何故夕べは行ったのか?

それは、どうしても札幌ラーメンが食べたかったから。

しょっぱいモノ好きな秋田県人のワタクシにとっては、残念ながら釧路ラーメンはどうしても好きになれない。

お世辞も言いたくないし、書きたくもないので、ワタクシの中では「アレは…ごめんなさい」な代物なのです。

歯応えの無い麺に、寝ぼけた感じのシャープさが感じられないスープ。

なので、釧路市内にあって「釧路ラーメン」じゃないラーメンならば好きです。

「つる」

「仁」

「ばかあたり」

「火の車」

などは大好き!!

細麺で寝ぼけた味のスープがとても嫌。

そんなわけで、札幌ラーメンがどうしても食べたい禁断症状を発症したのです。

「山岡家」は家系ですから、あれは横浜家系の濃厚トンコツ&ほうれん草が食べたい時には大事なお店ですね。






注文したのは味噌ラーメン750円。

値段としては、今の北海道の味噌ラーメンの平均的な値段でしょうか。

でも釧路は全般的にどこのお店もラーメンが高いですね。

地元民は生まれた時からその値段に慣れてしまっているのかもしれませんが、これが札幌だともっと安くて美味しいお店はごまんとあります。

何かにつけて、やはり「食」に関しては札幌に勝る地域は無いかと。

十勝も「食の都」ですが、ラーメン屋はやはり安くない。

どちらかといえば高いですね。

道東地区全域がこうなのか、食べ物屋は往々にして

「盛りは良いけど値段が高い」

という道東地区の印象。

まあ、こちらのお店は全国チェーン店なので道東地区には関係はありませんが(笑)






肝心のお味ですが、

長らく札幌ラーメンを食べていなかったので、とても美味しい!!

これは人それぞれで感じ方は違うと思いますが、こういうラーメンを今の一度も釧路で食べていなかったので、正直申せば「嬉しい!!」の一言に尽きます。

そして肝心のスープは甘く、それは玉ねぎからくるものなのか、ニンジンや長ネギなどを煮詰めて取ったからなのか、そんな想像をしながらその甘いスープをすすります。

麺は言うまでもなく黄色い中太縮れ麺。

これぞ北海道の王道を行く典型的な味噌ラーメン。

かつてワタクシが秋田に住んでいた頃、あちこちにあった2つのラーメン全国チェーン店の味を思い出します。

アイヌの女の子マークの「どさん娘」


ペリカンマークの「どさん子」

この2つのラーメン全国チェーン店は今やどうなったのか気になるところですが、それらの看板を見なくなった今となっては「味の時計台」こそが札幌ラーメンを全国に届ける代表格かと。

そして今のご時世、一杯750円ならば不満も出るまい…とも思うのです。






メンマラーメンでもないのにメンマが沢山載り、

他店の味噌ラーメンと大きく違う点は、根昆布が薄切りにされて沢山載っていること。

おそらく、玉ねぎだけではなく昆布の甘味もスープの決め手なのでしょう。

なんやかんや言いながらも、美味しければご覧の通りスープまで完食です。






但し、

一口でギブアップした「焦げた味のする大盛りチャーハン」はアウト!






お店の人(フロアのおばさん)に言ったら厨房の男の人も出てきて、味を見て「チャーハンのお代は要りません」ということになりました。

それほど酷い代物でした。

ワタクシも日夜奥さんの経営するお店でチャーハンを作っていますが、味見をしてからお皿に盛りますので…

「味見もしないで提供するのか~~~い┐('~`;)┌」

というのが同じ料理人としての感想です。

しかしまあ、ラーメンは問答無用に美味しいです。

美味しい札幌ラーメンのお店がひしめき合う札幌に住んでいたなら来ないお店ですが、札幌ラーメンのお店が限りなく無いであろう(←ワタクシが釧路を知らないだけです)釧路においては有り難い存在ですね。

ホント、心の底からそう思います。