「がんばりなさいよ！」
買い物の途中 知ってる人から
声をかけられる
「うん！ ありがとう！」
精一杯の笑顔で答えてみた
いつものように
杖を カートに引っかけて
歩行器のようにカートを押して
ひょこたん…ひょこたん 
以前のように 誰にも会いませんように……
とは 思わなくなったのだけども
がんばりなさいよ！ と
言われた言葉が
何故か 胸に引っかかった 
彼女に決して 悪気が あったわけではなく 本当に心配してくれての事なのに
私が ひねくれて しまっているのか
必死で 歩いている 途中だったからかなぁ……
頭の中に 言葉が残り
何故か 悲しくなってしまった 
もっと もっと 頑張らないと
もっと！もっと！
って聞こえたのかなぁ？
それとも 哀れんで いるように感じてしまったのかなぁ？
言い方だったのか？
その時の状況だったのか？
素直に受けとれば 良いものを
何気なく言われた言葉
いつもはスルーできるはずなのに
変だぞ 今日は……
なぁんか 悲しい気持ちが
ぬぐえないまま
胸に 突き刺さったまま 
どうした！わたし…
頑張ろ 
今日の私には
きっと いじけ虫が いた
反 省 
