むかしむかし、あるところに、心のやさしいお爺さんとお婆さんがいました。

ある日、お爺さんは罠にかかって動けなくなっている一匹の野良😹を見つけ、かわいそうに思って助けてやったそうです。
その夜、お爺さんの家に、美しいひとりの娘がやってきて言いました。「道に迷ってしまいました。一晩泊めていただけませんか?」
お爺さんとお婆さんは快く娘を迎え入れました。娘はふたりのために美味しい料理を作ったり、家事を手伝ったりしてくれたので、ふたりは自分の娘のようにかわいがりました。
ある日、娘は「布を織るので、決して部屋の中をのぞかないでください」と言い残し、機織り部屋にこもりました。
娘が何日もこもって織り上げた布は、見たこともないほど美しく、光り輝く上質なものでした。
お爺さんがその布を町へ持って行くと、飛ぶように高く売れ、ふたりはあっという間に豊かになりました。
しかし、お婆さんは「あんなにこもって、どうやってこんな美しい布を織っているのだろう?」と、だんだん気になって仕方がありません。ついに我慢できなくなり、お爺さんの制止も聞かず、少しだけ戸のすき間から中をのぞいてしまいました。
するとそこには、人間の姿をした娘ではなく、自分の毛をむしり、それを織り糸に混ぜて必死に布を織っている一匹の😹の姿がありました。
​正体を見られたことを知った娘は、悲しそうな顔で機織り部屋から出てきました。
娘のはずが😹でした
そして、「私は、あのとき助けていただいた😹です。ご恩をお返ししたかったのですが、正体を見られてしまった以上、もうここにはいられません」と言い残すと、再び😹の姿に戻り、どこへともなく走り去っていってしまいました。
残されたお爺さんとお婆さんは、😹に深い感謝と恩返しの思い出を抱きながら、いつまでも寂しく暮らしましたとさ。
過去にも「😹の恩返し」と題した記事を書いています。今回はオリジナルの鶴を変えただけの陳腐な作品でした。