むかしむかし、あるところに、心のやさしいお爺さんとお婆さんがいました。
その夜、お爺さんの家に、美しいひとりの娘がやってきて言いました。「道に迷ってしまいました。一晩泊めていただけませんか?」

お爺さんとお婆さんは快く娘を迎え入れました。娘はふたりのために美味しい料理を作ったり、家事を手伝ったりしてくれたので、ふたりは自分の娘のようにかわいがりました。

ある日、娘は「布を織るので、決して部屋の中をのぞかないでください」と言い残し、機織り部屋にこもりました。

むかしむかし、あるところに、心のやさしいお爺さんとお婆さんがいました。


