地元、三重県の方言は住んでいる関係で何が方言か分からなかった。他県の人に指摘されて語尾に「に」を付けている。例えば「ご飯ですよ」を「ご飯やに」、「そうですよ」を「そうやに」と言っている。それと誤解される「えらい」です。偉いではなく疲れたを意味してる。

大阪弁に近いが微妙に違っている。三重県は近畿地方に属するが関西地方でない。関西地方で隣の滋賀県の方言とは微妙に違う。京都とは別物です。木曽三川で遮られているが、愛知県(尾張)の方言の影響もある。

息子は三重県で生まれ、神奈川で物心が付いた。宮崎県と東京都の大学に通ったが、帰るたびに方言を持ち帰ってくる。

今は名古屋市に住んでいるから、「みゃーみゃー」と言いながら猫になって帰って来たらビックリする。名古屋の皆さん申し訳ございません。

最初に配属された職場(研究所)は、研究員は大阪大学出身者が多く、研究の補助をする作業員は地元の人が多かった。

職場での公用語は、大阪弁と三重弁のちゃんぽんのはずになるが、押しが強い大阪人の影響が大きく前者に傾いて行った。大阪人と言っても西日本から学生が集まる大阪大学は、東京の大学以上にアクが強いと思う。

妻の話しによると、息子を砂場で遊ばせていると幼稚園から帰ってきた子供と母親達がやってきた。一緒に遊ぶのかと思ったらしい。母親達は「お砂場着に着替えましうね」と言って去っていった。

育ちの良い奥様達は普段着で遊ばせていた妻を蔑んだように見ていたらしい。ある程度距離を置いていたが、毎日顔合わせするから向こうから話しかけてきたそうな。

テレビで聞く東京弁や標準語と違った少し気取った感じで、開口一番に「どこの出身ですか」とか「ご主人はどこの大学を卒業なされたの」聞いてくる。無礼と感じて相手には関西弁と思われている三重弁で「そんな事知るか」と言って去ったそうです。

息子が補助輪を付けて自転車に乗っていると、女の子から「あなた補助輪を付けていたらモテないわよ」と言われ、妻に泣いてすがった。それが悔しくて補助輪なしで乗れるように練習してた。
(トイザラスから引用)
子供の順応は早く、保育園に入園してからは一端の標準語を使っていた。父親と違って女の子からモテていた。
何人から結婚を申し込まれたが、「結婚するにはまだ早いよね」と返していたらしい。

些細な違いで子供はイジメを始める。未発達の子供時代でも問題だが、大人になってのイジメは更に深刻です。成熟している大人が愚かな行為を行っていると、精神を病んだ人間と考えるようにしている。