BCLラジオの性能比較は電波状況に左右されるため、長期間わたり同じ環境でなければ意味をなさない。

機能比較であれば、操作性や聞きやすさで比較ができるからやってみた。


比較するにあたり基準となるラジオが必要となる。今回は SONY ICF-SW7600G と基準とする。

(正面)

7600シリーズ共通のフロントパネルで、現在の中華ラジオが踏襲している伝統的なデザインです。

・ロック機構付き電源スイッチ
・スリープボタン
・周波数とメモリ番号を入力するテンキー
・FM/AM切り替えボタン
・ダイレクト選局ボタン
・ダイレクト選局確定ボタン
・その他諸々

(右側面)

・SSBのファインチューニングダイアル
・SSB/同期検波でのUSB/LSB切り替えスイッチ

・SSB/同期検波/通常受信切り替えスイッチ

・音質切り替えスイッチ

・音量調整ダイアル


(左側面)

・中波/短波アンテナ入力
・感度切り替えスイッチ
・ライン出力
・イヤホン出力
・電源入力

後継機の7600GRでは感度は可変できる。

比較対象は SIHUADON/XHDATA D-808 で安価だが高性能なBCLラジオです。
(正面)

・電源/スリープ時間設定ボタン
・FM/LW/MW/SW/AIRのバンド切り替えボタン
・ライト点灯ボタン
・AMバンド幅/FMステレオ切り替えボタン
・アラームボタン
・液晶表示切り替えボタン
・ページ/ページ内番号指定テンキー
・ページ指定ボタン
・SSB切り替えボタン
・情報表示/ロックボタン
・周波数アップ/ダウンボタン

(右側面)

・チューニング/スケルチ調整ダイアル
・ファインチューニングダイアル
・電源入力

(左側面)

・短波アンテナ入力
・音量調整ダイアル
・イヤホン出力

D-808 は新しいし DSP ラジオなので、小型で機能豊富です。AM停波が迫っているが、中波アンテナ入力があってもと思う。

自宅での受信状況は、D-808 が優れている。その差はFM受信時に現れる。7600G は部品の劣化で性能が落ちた気がする。

プリセットメモリ数も1ページ10個、10ページあるので100局も記憶できる。液晶表示を切り替えれば信号強度も数値表示できる。

デザインも良くネット通販でも目立つ存在だった。筐体のプラスチック素材はイマイチだが。

以上から圧倒的なコスパが良いラジオです。