タイトルには馴染のない英単語を並べましたが、意味はオーディオブランド Aurex(東芝)のノイズ・リダクション・システム(以下、NR)に名付けられた adres という製品です。


この二台は保有しているが後継機もあるようです。
(怪しいサイトから引用)

カセットテープデッキを持っている方には、DOLBY NRが一般的で、adres は同じ機能の独立機器です(内蔵デッキもある)。

磁気を扱う場合にヒステリシス特性という物があって、テープデッキで録音すると、この特性上で「シャー」と言うヒスノイズが記録されてしまう。

テープデッキでは高音を強調して録音し、再生時に逆を行うことでヒスノイズが低減される。代表的なDILBY NRの原理は、下記を参照して下さい。

テープデッキの中でテープの送り速度が遅いカセットデッキでは、NR が必要になり、いち早く規格化され普及したのが Dolby NR です。各社のカセットデッキには標準装備されていた。


効果は抜群で、ヘッドフォンで聴かない限りヒスノイズがわからないほどだった。一般に流通している Dolby と互換性がないのは問題だった。

他にも dbx もあったが、adres 供に、その後の去就は不明です。
 言えるのは両者は消滅し Dolby が生き残り、映像の世界まで席巻している事実です(誤認だったら申し訳ありません)。

デジタルオーディオ世代からは昔話しだと思われるが、アナログ時代は面白かった。

1980年代モンスターデッキと呼ばれた TEAC Z-7000 です。その名のように容姿と機能は化け物だった。