若い頃は、腕時計には気を使っていなかった。一応、日本のトップブランドである SEIKO や CITIZEN の時計は持っていたが無頓着だった。
時計を着けたまま溶接実験を行い火花(スパッタ)が、時計のガラスに付着しても平気だった。
ある日、ネット検索していると通常の時計とは違う三つ目の時計を見つけた。価格も手頃だったのでひとつ購入した。いわゆるクロノグラフです。
学生時代に一時的に使っていた計算尺機能も付いていて買い得と思った。
濃いスーツを着てこの腕時計を着けると地味で馴染まない。少し派手な時計が欲しくなり、同じサイトでえんじ色の物を購入した。
安物なので素材が悪く、傷が付くと目立って気になってくる。そこで少しだけ高く有名メーカー製に手を出していればしまった。
更に欲が出だした日本製であるが、ソーラー駆動で電波時計を買った。
購入時は10万円もして猫に小判だったが、20年以上使っている。唯一、二次電池が充電しなくなりオーバーホールを兼ねて2万円出して修理した。
世の中には遥かに及ばない高級時計がある。
高い製品にはそれなりの理由がある。買って損にならなかった。
時計への関心は一時的だったから散財せずに済んだが、誰かにプレゼントされえたら嬉しい。