母からテレビが映らなくなったと言われて確認してた。
「信号が検知されません」や「B-CASカードにエラー」の二種類の表示があった。
地デジ放送が始まった時、高齢者世帯には補助がありコンバータを取り付けた覚えがある。
コンバータがあると思い込み探し回っていたら、妻が猫が居ないと騒ぎ出した。いつもの脱走口である引き戸を見ると少し開いている。
引き戸を開けてガレージを覗くと、猫三匹がシャッターを潜ろうとしていた。大声で呼び戻すと外には出ず、ガレージの何処かに隠れた。
成猫の「佐助くん」が引き戸を開ける。
「佐助くん」の事が大好きな「モミちゃん」が、いつも後をつけまわす。
二匹に釣られて付いて行く「小春ちゃん」。
三匹が列をなして行動し、脱走時も同じだった。
テレビに夢中だったので猫は妻に任した。数分ほど名前を呼んでいたら「佐助くん」と「モミちゃん」は戻ってきたが、「小春ちゃん」のみ戻って来ない。
外に出ていないことは確認できているので放置することにした。覚えがないが僕のせいだと妻にチクチク言われたが、
避妊手術後で隠れて怯えていたようです。普段は小さなダミ声で鳴くが、猫本来の「にゃーおん」と鳴いて訴えていた。よほど切羽詰まっていたのでしょう。
病院に連れて行く時も同じ声で鳴いていたから、他の猫と比較して普段と非常時の鳴き声が逆転している。
コンバータはなく地デジ対応テレビを知らないうちに買い替えていたらしい。
台所に設置されているため油脂や煙で B-CAS カードの端子が汚れていた。