ドイツ・フォルクスワーゲの名車である「かぶと虫」は、正式には TYPE-I と呼ぶ。真偽は定かではないが、アメリカ人が不格好な姿から「かぶと虫」とあだ名を付けたらしい。(かぶと虫 = BEETLE)

それが世界中広まり、正式名称に近いものになった。

初めて購入した車は、その「かぶと虫」でした。33年間乗り続けた愛着がある車です。



諸元によれば、全長4,000mmちょっと、重量800Kg、最大50馬力で、今の軽自動車並みです。
但し、トルクはそんなに低くなく、高速道路の登り坂で登坂車線を使わなくとも何とか走っていた。

恵那山トンネルが片側一車線の時代に大渋滞に巻き込まれた事がある。他の車はオーバーヒートを避けるためエンジンを停めていたが、空冷4気筒が幸いしてエアコンを付けっぱなしでも耐え続けていた。

本来は、下図の婉曲ガラスと膨らんだボンネットを備えた 1303S が欲しかったが、購入時には販売されておらず諦めた。

10年後、中古車で手に入れたが維持費と収入のバランスで手放した。



20世紀末に「NEW BEETLE」が発売され、21世紀初頭に手に入れた。この頃は収入も安定していたので、新旧の「かぶと虫」を所有できたが、長い不況で収入が落ちると古いほうを手離した。

今現在、中古車でも購入価格以上で売れる事を知って持ち続けていたらと考えてしまうまう。
  


「NEW BEETLE」は、そんなに長く生産されず「THE BEETLE」にモデルチェンジされた。
全般的に角ばっており、初代のかぶと虫とは似ても似つかないデザイン変化していった。

販売終了になったのか販売店では見かけないが、たまに道で見かけるくらいです。
 


この後のかぶと虫の運命は解からないが、数匹の家猫がゴキブリを踏み付けて、互いにパスし合う様子を思い出した。