昨年購入し日常的に使っている三台のBCLラジオと呼ばれるラジオを紹介したいと思います。過去何度か紹介していますが。

機種は、SIHUADON D-808、SANGEAN ATS-909X2、TECSUN S-2000 です。

三台それぞれのレビューを行ってみます。

SIHUADON D-808

XHDATA ブランドでも販売されていますが同一の物でしょう。



小型で全般的に高感度ですが、中波受信時では本体の向きで受信状態が大きく変化します。
周囲にUSB充電器や安価なACアダプタがあると雑音を拾ってしまう傾向がある。

持ち運びに便利なサイズなので、鞄に入れて何時でも何処でもラジオ放送が楽しめます。プリセットメモリ数も適量です。

敢えて言えば、液晶モニタに標示される温度が不正確であり、デフォルトで表示され信号強度表示は切り替えが必要となる。また、操作ボタンが小さすぎて誤操作してしまうことです。
三台の中では最も受信性能が高いラジオです。購入価格は6万円でしたがその価値があります。
日本仕様版として ATS-909X2J が 2/3 の価格で販売されるようになり、コスパが高くなっています。

かつての SONY ICF -SW55/77 を連想させるスタイルを現在的に改良した感じです。

受信性能ですが FM の感度が極めて良好です。長くロッドアンテナを伸ばしたり、付属のリールアンテナを接続すれば雑音が混ざる放送局やエリア外のコミュニティFMを受信できる。

見やすい大型の液晶ディスプレイ、五段階のバンド幅調整、ジョグダイヤルの操作性などは一級品です。

北米大陸の輸出向けなのかは、FMのプリセットメモリ数が多い。逆に言えば日本向きではない。
 
TECSUN S-2000

通信機型受信機の風格を漂わせるスタイルに興味を持ったが、購入には至らなかった。



上の画像は他メーカへOEM供給した製品で、ロゴマークとノブの形状が違うだけで、同じ製品です。

FM の受信性能は ATS-909X2 に若干劣りますが、中波、短波、FMの外部アンテナ端子を装備していて最適なアンテナとの接続が可能です。その為、ATS-909X2 は FM 受信、S-2000 は AM 受信用として使っている。

S-2000 の購入を決意したきっかけは、おそらく生産終了となりの新品が日本では入手できないとわかった事です。

いわゆる「ないものねだり」である。


本来の BCL を楽しむのでなく、ラジオコレクションの追加目的で狙っているラジオは複数あり、その中で生産終了を匂わせる DEGEN DE1103 を候補としている。



新品が日本で入手できない、中古品も極端に少ない事から生産終了を感じている。SONY ICF-7601 や SW-22 
に似ている事も興味を引く理由です。



 


DE1103 は古いラジオを連想させるだけではなく、アナログ表示が残されながら周波数直読もでき、憧れていたラジオが手頃な価格で入手できるのが良い。
 
念入りに調べて購入を検討する予定です。