本格的なオーディオファンが絶対手にしないグラフィック・イコライザーを、オーディオセットに組み込んでいました。

今も若い人には人気だと思いますが、当時は若気の至りで購入し使っていたのです。

スマホの音量・音質調整アプリには当然付いている機能で、御存じの方も多いでしょう。


最初に購入したのは、VICTOR SEA-50 です。


 

オーディオアンプにはトーンコントロールがついており、低音と高音を個別に増強したり抑えるために使えます。

これでは飽き足らず各周波数帯で、それらができるのがグラフィック・イコライザーです。


専門家に言わせると、内部回路で位相を狂わせる素子が使われて居るため、音質的には良くないらしい。

しかし、カッコ良さの誘惑に負けて手を出した次第です。


一度誘惑されると、音の周波数がどのように変化するかを視覚化できる上位機種が欲しくなる。

左右のチャンネル別に調整ができ、スペクトル・アナライザで効果が確認できる。


グラフィック・イコライザーは、アンプのプリアンプとメインアンプの接続端子か、テープ入出力端子に繋いで使います。

当時、入力機器としてオープンリールデッキ、カセットデッキ、チューナー、ビデオデッキ等を複数台使用していたが、市販のアンプでは限られた機器しか接続できません。
そこで以下の部品を使ってオーディオ・スイッチャーを製作してみました


 


入力切り替え10系統、中間処理10系統、出力切り替え10系統をテンキーで指定するものです。
グラフィック・イコライザーやノイズ・リダクション・システムを、配線の繋ぎ替えなしで使用できましたが、自作のために数年で壊れてしまった。

 (東芝のノイズ・リダクション・システム)


やはり品質管理された製品には敵わなかった。