正月三が日が過ぎたので趣味の話しに戻します。


中学校に進学すると、学生服・鞄・剣道着・ジャージ・水泳パンツ・上履き靴等が必要で、親には負担をかけまてきた。

その上に、英語教育に重点を置いていたので、NHKラジオの「基礎英語」を聴くことが必須で、その教本が授業の副教材となると通知されていた。


親も仕方なくソニーのテープレコーダーをすんなり買ってくれた。  




このテープレコーダーではラジオが聴けないので、変わったラジオも併せて購入して貰った。


古いし特殊な物なのでネットでは写真は入手できません。カセットテープにラジオチューナーが内蔵され、テープレコーダーで再生する仕組みです。


暫くは「基礎英語」を聴くために使っていましたが、民放の娯楽番組に興味を示し、桂三枝さんの「三枝のグリグリ30分」を聴くようになりました。中学生にとっては面白い番組でした。


聴いてたところを父親に見つかり怒りを買ってしまった。その晩にテープレコーダーを床に叩きつけられて、見事に破壊されてしまった。


数週間後に怒りがおさまり代替機のラジカセをあてがわれた。




父親も反省したのか、その後の干渉のなく、ねだったスカイセンサーも買ってくれた。


高校生になると音楽とオーディオ装置に興味が移り、最初の録音装置はオープンリールデッキでした。

車の免許取得前後になって、ようやくカセットデッキが欲しくなり、遅まきながら給料で PIONEER CT-1000 を購入した。



このデッキは長年使いまくり、リール送り機構がスリップし、交換部品がなく修理不能となるまで愛用してきました。


次に購入したのは、デンスケと呼ばれる SONY TC−D5 です。
写真のマイクもセットで購入し、近くの鈴鹿サーキットに出かけて F2 や F3000 レースを録音したり、ポータブル機として、音楽テープを楽しんでいました。


 最後に購入したのは、SONY TC-K555ESG です。
このデッキのシリーズには777と333があり、777は高価過ぎ、333は物足りないので555を選んだ。



自宅居間にオーディオ・セットを設置していますが、カセットデッキで音楽を聴く事は滅多にありません。
主にポータブル・オーディオやカーオーディオ用のテープ作りに使っていた。

故障せず現役で動作していますが、記録媒体の進化で使う機会はなくなってきたのです。


忘れていましたが、カセットテープにも興味があった。
ラジカセ時代は小遣いで買えるノーマルテープの特売品オンリーでした。

カセットテープデッキ時代は、ノーマル、ハイポジション、クロム、フェリクロム、メタル等の多彩な種類のテープが販売されていました。

専らカーオーディオで使うためノーマルテープを多用しており、オーディオセットで使用ではハイポジションを使用していました。


カセットデッキにはドルビーのノイズ・リダクション・システムが必ず装備されていたものです。
今では映像技術で有名ですが、当時はカセットテープ再生時に発生するヒスノイズを軽減するシステムで有名だった。
 



ドルビー以外のノイズ・リダクション・システムとして、オーレックス(東芝)から adres と呼ぶ製品が販売されていました。

 オープンリールデッキにはドルビーが装備されていないため、adres が最適だった。

再生用には AD-3


録音用には録音レベルメータがついている AD-5を


ヒスノイズ軽減効果はドルビー以上でしたが、互換性がないので、カセットデッキには使えなかった。
無理に使っても高音が強調された不自然な感じです。

今考えると、オーディオマニアではなくコレクターとなっています。