AFCとは自動周波数制御の事です。アナログチューニング感覚のラジオの付属回路で、時間の経過で周波数ずれを防止します。
古いBCLラジオには、FM受信に限りAFCが働く物がありました。
クーガーNo.7では、中波受信時は DX, LOCAL切り替えスイッチが、FM受信時はAFCのオン・オフになります。
ICF-5500も同様のスイッチが取り付けられています。
当時はFM放送は、局数が少なかった為に聴く機会は多くありませんでした。その為、AFC機能の恩恵は感じていません。
3年前、妻が入退院を繰り返していた時期があります。妻もラジオ番組を聴く事が好きで、入院時に SONY ICF-P26 を購入しました。
退院すると病院内では感度の悪く、よく聴いているニッポン放送のオールナイトニッポンが聴けないので、買い増しをねだられました。
ネット通販サイトで安売りされてた SONY ICF-506 を購入。通常8,000円前後のところ5,600円で入手できたのです。
何の変哲もないホームラジオで、スイッチは一個、ノブは2個だけのシンプルな構造ですが、特徴なのはAFC機能が付属している事です。
周波数調整していったん受信しだすと、周波数ノブを少し回しても受信してくれます。実に簡単に同調させる事が可能です。
反面、周波数表示部が目的局の周波数とかけ離れる事もあり、どこの局を受信しているか分かりずらい。
周波数が近い局の狙い撃ちがしづらく、個人的感想では使いづらいラジオです。
肝心な受信性能は、SIHUADUON D-808 と比較して ICF-506 が上です。先程のニッポン放送では、安定した受信ができます。
高価なBCラジオと感度比較するのは酷ですが、長時間聴くには音質面で優位です。
気楽に聴けるホームラジオとしては最適です。
ラジオの老舗メーカーであるソニーですが、ラインナップが減りましたね。
大型家電量販店でもラジオ売り場を探すのが困難で、見つけても極めて少い。
人気がないのは仕方ないが残念です。