箱根駅伝が変わるらしい | 試験に出ない〇〇

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箱根駅伝が、100回記念で関東以外の大学でも

参加可能となるのだそうです。
青山学院大学の原監督は歓迎するコメントをしていました。
確かにすそ野を広げる、という意味では
関東に限定してたのを全国に広げるのですから
箱根をターゲットにして強化してくる大学も
現れてくる可能性もあるので
面白くはなっていくのかもしれませんね。

何か、甲子園に出場するのが目的化してしまって
先にある大学、社会人、プロ、そしてメジャー
というのが見えていない高校野球の姿と
被っているように私には見えてきます。
まあ、将来を見据えて休ませることを選んで
予選で敗退した佐々木朗希(ロッテ)投手

のようなケースもあるので
勝利至上主義的なところばかりじゃなくなってきてはいますが。

箱根駅伝の開催に尽力した金栗四三氏は
五輪のマラソンランナー育成のため
という目的があったようですが
最近は、箱根駅伝自体が目的化してしまっていて
その先のオリンピックに繋がっているかといわれれば…
という風に感じています。

ターゲットとしてオリンピックを見据えるのであれば
オリンピックにない距離(およそ20kmちょっと)に
区間を区切っている意図もわからない。
現在は科学的なトレーニング方法が確立しているので
箱根だけをターゲットにしているところでは
当然20kmのスペシャリストを育てる事に集中して
五輪種目の距離(10,000mや42.195km)のスペシャリスト
を育てるという風になるところは少ないのではないかって思う。

個人的な見解として、枠を関東だけから全国に拡げる
だけじゃなく、五輪種目の距離に近い形で
区間ごとの距離を設定しなおす
というのもあっていいと思うんだけどな。
まあ、駅伝で42.195kmってのはかなり厳しいので
長い距離の方は変えなくても、10kmくらいの
短い区間も設定してもらえると
先の五輪に繋がるように感じます。

現状、10,000mの世界記録と日本記録との間に
1分以上の差がありますが
10km(=10,000m)のランナーを育てなきゃいけない大会がある
となれば、その差は詰まっていくと思うのですが…。

実は、ダイヤモンドリーグでは10,000mは開催されません。
つまり、賞金が出る大会はないんです。
という事は、陸上競技の中では
10,000mってのは、世界的に見て抜け穴種目
となる可能性が高いと私は思っています。
今から地道に強化していけば
狙い目となる可能性があると思うのですが…甘いかな?