疑惑が頭には浮かんだが、すぐに忘れてしまった私。

神経図太かったのね、一番気にすべきトコなのに…、しかし消えた疑いはすぐにその正体を表わす事になる。


いつものように車を運転するTさんの元に、一本の電話が入った。

特に気にする事もなく、ぼんやりと外を眺めていると、すぐに電話は終わりTさんは座席を何やら触っている。

そしていつものごとく『ちょっと人と会うから』と言う、毎度なのでハイハイと首を振ろうとしたら、いつもと違い言葉が続く…。

『一緒に来て、ファミレスだし軽く何か食べててくれたらすぐ終わるから』

…外で待ってなくて良いのか?

『にこやかに笑って、話聞かないで食べてりゃいーから』

……そりゃ、連れてかない方が良いのでは?

『女連れのが自然だから』
………それは不自然な状況を揉み消す為の私はアイテムだな?

『悪い、構わないか?』

…………はぁ。

疑惑をこの目で確認する羽目になるとは、気になった時に先に聞いておくべきであった…。

後悔すれどももう遅い。