平成六年一月前世が良すぎたためか脳天気少しずつ呆けて鏡にいい笑顔雨の日は雨と解け合う傘がありことなかれ主義で風にも身を伏せる声のする方へふわふわ霧の中脈脈と土球根を抱いてよりひとすじの水の掟をさかのぼる力尽きた靴をいたわり捨てにゆく高望みしたか目刺しが吊るされる十字架を背負えば神になれるのか (川柳りーふ160号掲載)