日高ショーコさんの『花は咲くか5』
シリーズ完結編です。

私はカプはもちろんのこと、
彼らを取り巻く人物たちの繋がりも
とても気に入ってるのです。

そんなお気に入りシリーズのラストは
大団円で満足の読後感でした。

だからなおさら
出版社の大きなミスは腹立たしかったです。

シリーズファンのみなさんはもうご存知だとは思いますが、
知らない方もいらっしゃるかもなので書いておきます。

実は制作ミスにより
ラストページのモノローグの台詞が抜けているのです。

電子版は修正版がリリースされたようですが、
紙書籍の方は二版以降修正されるとのことです。

ということは特装版が欲しい人は
モノローグ抜けを承知で買うしかないですね。
それとも特装版も重版かけるのかしら?
よくわかりません。

このミスは交換対象ではなく、
そのかわり、申し込めば修正済印刷物を送付してくれます。
コミックスと同じ用紙に同じインクで印刷したもので、
コミックスにはさめるサイズのもの。

私はお詫びページにあるPDFファイルを印刷して
余白を切り取りコミックスに挟んでましたが、
サイズが違うのではみ出してしまってました。
だから適正サイズのものはありがたいと思い、
申し込んだらすぐに郵送されてきました。

でも、そもそも、そんな大きなミスをしでかした出版社が悪いのですけどね。

なお、幻冬舎コミックスのお詫びページに
申し込みメールフォームがありますので
リンクを貼っておきます。

【追記】「花は咲くか」第5巻についてのお詫びと訂正
http://www.gentosha-comics.net/news/2015/04/15040601.html

花は咲くか5特装版 著者:日高ショーコ
ルチルコレクション BL漫画 2015年3月
★★★★
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◆あらすじ(裏表紙)
想いを確かめ合い、共に進む未来のことを考えるようになった桜井と蓉一。
蓉一は、桜井に「父は自殺したのではないか」という長年胸に抱えていた疑念を語り始める。
そんな折、屋敷林に囲まれた水川家を取り壊す話が彼らの耳に入ることとなる。
この家で下宿を続けたい――
初めて抱く強い気持ちに押され、蓉一は水川本家へと向かうが!?
ゆるやかに紡がれるラブストーリー、ついに完結。 ◆


感想は読メからコピペしたものです。

心温まる結末に満足。

蓉介の影に縛られていたのは蓉一だけでなく
近しかった者たちみなもだったわけで、
それを解き放ったのが桜井だった。

そして桜井自身も彼らによって変化した。

それもまた人と人との繋がりが咲かせた花なのだと思う。

蓉一の両親の件は真相が明かされてはいるものの
当事者が亡くなっているためかどこか曖昧だったけど、
桜井と共に一歩を踏み出した蓉一なら
乗り越えていけるのだと思える。

そしてこの先、
父とは違う、
蓉一自身の輪をつくり上げていくのだろう。

蓉一と桜井が蒔いた種が
そこに美しい花が咲かせるのがとても楽しみだ。

完結編を読了してみれば
ラストページのモノローグの抜けは本当に痛い。
あるとないとではエンドの印象が
あまりに違い過ぎてとても残念だった。

小冊子はとても楽しかった。
笑えるネタもあちこちにあり何度も吹いた。

描き下ろしでは眼鏡桜井が拝めてホクホク♪

それ以外にも入手困難な小冊子の漫画3編が
収録されてるのも嬉しい♪

(読了日2015/4/19)

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