宮本佳野さんのキャラコミックスです。

この巻でハピエンとなってますが、
このお話、まだまだ続いてもよさそうな感じです。

帯のアオリにあるような
男子高校生たちがアレヤコレヤやってる印象より、
中身はもっとミステリっぽかったりします。
もちろんアレヤコレヤはやってますが(笑)

姿を消した一人の寮生の謎を追うという
本筋がありますので、
私にとってはそっちの方が印象的でしたから。

いろんな意味で佳野さんらしいお話でした。

青色セクスアリス 著者:宮本佳野
Charaコミックス BLコミック 2015年3月
★★★
青色セクスアリス (キャラコミックス)/徳間書店
¥691
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
閉ざされた男子寮には、
男子高校生の恋と秘密が眠っている――
全寮制の高校で、青春真っ只中の高校2年生・陸。
教師の遠山に憧れているけれど、ゲイだと認める勇気もない――
そんなある日、一人の寮生が突然、姿を消した!?
不良だけど寮生の信頼厚いリーダーの岡嶋、その同室の優等生・大友と一緒に、事件の謎を追うけれど…!? ◆


感想は読メからコピペしたものです。

序盤からなにやら仄暗い空気感のお話で……
佳野さんだからオカルトか?と思ったらそうではなく。

でも、サイコ的な怖さがあって
やっぱり佳野さんだった(笑)

寮で生活する男子高校生たちの
曖昧だったりゆるかったり軽かったり流されてたりの
恋愛模様も佳野さんらしい展開。

周に関してはちょっと切なかったなぁ。
ホントにそれでいいのかい?と
聞いてみたくもなるけど
こういうもやもやがあるのも青春なのかも。
そしてそんな想い出を胸に大人時代のBLが生まれたりして?(←妄想)

あと、危ない方向に突っ走っちゃう子がいるのも佳野さんらしいな。

描き下ろし番外編でのあの人(←ネタバレ予防)が不気味で怖い。
彼の台詞からラストにかけて、
明暗を感じさせるコマの展開に
背筋がゾワゾワしてきて
続きを読んでみたい気持ちになった。

そして私はこの本でソシオパス(社会病質者)という言葉を知る。

あっ!ペーパーがありました!
スクールカーストネタ。
岡嶋にツッコミ入れる陸と周に笑った。
特に周と岡嶋の言い合い、
というか岡嶋の反撃が低レベル過ぎて可愛い(笑)

(読了日2015/3/17)

≪宮本佳野作品INDEXへ

↓クリックしてもらえると嬉しいですo(*^▽^*)o~♪
にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ
にほんブログ村