奈良千春さんのラヴァーズインフォコンプのために購入した本。
その目的で買ったラヴァーズ文庫が積読にかなり混じってるので
そろそろ消化しようかと思って手に取りました。

作家や作品に関係なく、
その本に挟まれているラヴァーズインフォだけが目的という、
当たり外れは覚悟の購入でしたが…。
見事に外れでした。
あくまでも『那義には』ですよwww

読んでる途中で放り投げそうになったこと数回。
久しぶりに最後まで読むのが苦しかった本。
なので、辛口どころか極辛です。
これまではそういう作品は記事にしなかったのですが、
一応読書記録なのであげておこうかと←

不愉快になる危険性大ですので、
極辛がお嫌な方は読まないようにしてください。

そのわけを 著者:榊花月 イラスト:金ひかる
ラヴァーズ文庫 BL小説 2005年7月

そのわけを (竹書房ラヴァーズ文庫)/榊 花月
¥600
Amazon.co.jp


◆あらすじ(裏表紙)
「俺は誰も愛さない」 そう言う倉方には、冷たい美貌と屈折した性格のどこかに、隠された秘密があるのかもしれない。 大手デパートに勤める志紀にとって倉方の第一印象は最悪だった。 人を見下したような視線、そっけない口調、どれをとっても下請けのデザイナーとは思えない態度の男だった。 しかしある時、酔った勢いで倉方に絡んでしまった志紀は、そのまま倉方に抱かれてしまう。 「お前がしつこいから抱いた」 その後志紀に倉方はそっけなく言い捨てたが、志紀には倉方があからさまに他人を拒否する理由が気になり始めていた。 冷たくあしらわれても倉方への思いが止められないと自覚した頃、倉方に激しい憎悪を抱く青年が現れて……。 ◆

文章スタイルも言葉選びも好みから大外れでした。

カプ(倉方×志紀)と当て馬(稜)という3人の誰の恋情も理解できず。

受の志紀視点で進むのだけど、
攻のたった1行のセリフでその心情を志紀が分析してたりして唖然。

その分析の根拠となる描写がなく、
読み手の想像や推測の余地を残さず決め付けてしまうことも多く、
閉口することしばしば。

読者をミスリードしようとする
作者の思惑や計算が見えてしまうような文章スタイルが、
那義は好きじゃないんですが、それとはまた違ったスタイルでした。

キャラの心情や、その裏側にあるものを
推測する要素が含まれていないのにも関わらず、
主人公がどんどん解答して話が進んでいく感じ。

行きずりで関係を持った相手の背景も心情もわからないまま、
受がマジ惚れとか言い出したりして呆然でした。

その心情描写も矛盾や急激な変化が多いんです。
当て馬の稜についても然り。

仕事描写もありますが、穴だらけな印象でツッコミどころが多かった。

倉方の背景については終わり近くに明かされてますが、
重さも感じない内容と描写であっけなかったです。
ラスト付近のカプの会話は、
倉方の暴力を否定していないようなニュアンスも感じて嫌だった。

とにもかくにも、私には全く合わない作品でした。

≪上記以外の作家INDEX(ア行~ナ行)へ
≪上記以外の作家INDEX(ハ行~ワ行)へ

↓クリックよろしくお願いします♪壁||ョ*´ェ`) 
にほんブログ村 小説ブログ BL小説読書感想へ  にほんブログ村